PressRoom.jpプレスルーム企画メタボ090415

異常なだるさと眠気に注意!

メタボリックの行き着く先(3)

09.4.15

 不景気で人は雇えないどころかリストラされ、部署の人員は絶対的な仕事量に追いつかない。いきおい激務になりがちで、特に20代、30代となれば実務を一手に引き受けるため心身共にダメージを受けがちです。

 そんな日常では、身体が疲れるのは当たり前。睡眠もろくに取れない上、ストレスから不眠症になることもあるでしょう。どうやってもとれないダルさ、眠さはそんな慢性的な疲れのせいに違いない。自分も歳をとったなあ、などと考えがちです。

 ところが、この症状、糖尿病の症状でもあるのです。血液中には使われない糖が溢れ、エネルギーに変換されないため力がいまひとつ入りません。異常な眠さも、ひどい場合は意識障害になります。これが糖尿病性昏睡、糖尿病性ケトアシドーシスと呼ばれる症状で、毒素が全身に回ってぶっ倒れ、ひどい場合はそのまま死に至ります。

 そもそも、糖尿病は単に糖があふれるだけでなく、血管や臓器、神経に至るまで全身を合併症で蝕んでいきます。高血圧を伴うことも多いため、初期の段階でも血管はけっこうなダメージを負っています。なにせ、普段が不摂生なので、ぼくの場合はさらにたばこや酒でもダメージを加えていました。

 ついでに、やっぱり不摂生から肝臓もいじめておりました。インスリンを分泌する膵臓も、もちろん痛んでいます。じわじわ、と腎臓も弱ってきます。つまり、身体中の毒を浄化する器官がダメージを負うのです。

 あとから糖尿病、と診断を受けてから振り返ると、僕の場合は「ペットボトル症候群」が自覚症状の第一歩でした。夏はもちろんですが、冬でも異様に喉が渇くのです。それも、お茶ではなく、甘いジュースを身体が欲しがります。一晩でカルピスウォーターの1.5リットルペットボトルを飲み尽くすのがザラでした。清涼感を求めてサイダーやコーラをよくがぶ飲みしたモノです。

 その時はストレスも高かったため、心理的なもので水を求めているのかな? metabo090415.JPGと勝手に考えていましたが、これこそ、糖尿病の典型症状でした。このとき、腎臓は糖を大量に含んだ血液を漉しきれず、どんどん体外へ排出します。つまり、オシッコの量も異常に増えます。そのため身体は水を欲しがります。飲んでも飲んでも癒されることはありません。舌がたえず乾くので、常に口を潤しておきたいほどです。本当はここで水やお茶を取ればいいのですが、自分の場合はよりによってジュースでした。

 この症状が出始めると、身体も毒素がうまく抜けずに異様なだるさに襲われます。内臓のダメージが高まっていればいるほど、だるさはひどくなります。僕の場合、会社員時代は夕方になるとグッタリしてしまい、ふくらはぎはパンパン。応接テーブルに足を乗せてうとうとするのが常となってしまいました。家に帰る頃にはもうグッタリ、という感じです。

 肩凝りも病的な硬さでした。また、目の下のクマはとれなくなり、身体の色も地黒?を漉して不健康な黒さになってきます。全ては血液中の漉されない毒素のせいだということは、透析で毒を漉すようになって分かりました。

 僕が病院で糖尿病という診断を受けるのは、こんな初期症状から約2年を経ってからでした。

LinkIcon(4)肥満と高血圧が始まりだった(09.5.1)

LinkIcon(2)メタボリックの始まり(09.3.19)

メタボリックの行き着く先 記事リスト

2009年

(5)ストレス爆食が招いた最悪の結果(09.7.1)
(4)肥満と高血圧が始まりだった(09.5.1)
(3)異常なだるさと眠気に注意!(09.4.15)
(2)メタボリックの始まり(09.3.19)
(1)メタボリックの向こう側へようこそ!(09.3.5)

不規則な生活、深夜の爆食、飲酒に運動不足。好物はジャンクフードと肉! そんな生活を送るマスコミ関係者は少なくありません。5人にひとりがメタボリック症候群の疑いという現代社会ですが、実際に悪化するとどうなるのか。糖尿病から腎不全で透析生活を送ることになった編集者が障害者の目線で語ります。 [blood55(男性編集者、45歳)]

(この記事に関する問い合わせ、感想、激励などは筆者に電子メール blood55@live.jp で)

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