PressRoom.jpプレスルーム企画メタボ090501

肥満と高血圧が始まりだった

メタボリックの行き着く先(4)

09.5.1

 今年は休みが取りやすい大型連休ですが、土日曜以外は透析が1日おき。遠出も旅行先で透析施設に予約を入れればできますが、面倒といえば面倒。透析を導入すると、そんなデメリットもあります。

 さて、僕が糖尿病と診断を受ける前ですが、実は高血圧で通院していました。もともと前回書いたような自堕落で不摂生な生活を送っていたので、身体は当然ながら肥満でした。当時は85キロで177センチという体格です。が、歳をとるにつれて新陳代謝も低下、体重はみるみる増えていきました。会社を辞めてフリーランスになったことで、家からあまり出なくなったせいもあったでしょう。気がつくと100キロの大台に乗っていました。

 高血圧に気がついたのは、その後、結婚してからです。結婚するとヨメがいろいろ気を回すので、嫌々ながら区の無料検診などを利用していました。フリーランスには定期検診などないので、こういう無料の検査はなかなかありがたいものです。肝臓が脂肪肝なのは相変わらずでしたが、検査で高血圧と診断され、大学病院を紹介されてしまいました。

 当時の血圧は、記録がどこかにいってしまったのでうろ覚えですが、高いときは200mmHGを超えていました。「今日はちょっとマシじゃないの?」という時で160~180くらい。下は110くらいだったでしょうか。

 血圧が高いと、身体はどうかというと、慣れてしまっているせいなのか、特に何ともないのです。普通の人がいきなり血圧が200を超えたならのぼせて顔も赤くなるだろうし、ひどい時は倒れるかもしれません。

 ところが、日常的に血圧が高いと、特に異常を感じないのです。

 それでも、心臓は異常に高い圧力で血液を送り出し続けています。血管もその高圧でボロボロです。血管に脂肪分などが詰まってスムーズに血液が通らないために心臓の圧力が増す、ということになっていることも考えられます(これは次に行った病院で知ったことですが)。

 大学病院の担当医は、いつも「面倒くさー」という態度で、診察時間も2時間待って5分程度。患者の数が多いので、そうならざるを得ないのですが、それにしてもインフォームドコンセントはおざなりでした。診察は血圧を図り、ときどき必要に応じてエコーや心電図、レントゲンをこなして薬を処方する、という内容です。

 血圧がなかなか下がらず、薬は試行錯誤しました。一度、劇的に血圧が下がっmetabo090501.jpgた薬があったのですが、下がり過ぎてまともに起きていられなくなる始末。高血圧が過ぎると、数値だけに気を取られてはいけないのです。血圧が高い状態に身体が慣れてしまい、通常の数値に下がると下がり過ぎになってしまうのでした。

 この大学病院には確か、2年ほど通ったと思います。その間、ドクターとの相性も悪かったし、特にこれという症状もなかったので「ケッ」という態度でたばこも酒もやめずに不摂生を続けていました。具体的な症状がないのですから、本来があまのじゃくな性格の僕はそれでいいや、とお気楽なものでした。

 脂肪肝に関しても「悪化するとどうなるんですか?」と尋ねると「肝硬変や肝炎になります」と言われましたが、それって具体的にどうなるのかさっぱり分かりません。もちろん、調べればいいのでしょうが、特に切羽詰まっていなかったので、それすらしませんでした。

 結果的に僕はその後、腎臓に致命的なダメージを受けたわけですが、後から言えるのは「とりあえず、自分の身体が陥る可能性のある症例については調べて知っておいた方がいい」ということです。特に合併症の多いメタボリック症候群では、臓器だけでなく血管の劣化が及ぼす症例について知っておくとよいでしょう。できれば具体的に、劣化するとどういう症状になるのか、まで知っておけば恐怖が不摂生を抑える効果も考えられます。

 僕が何故、それをできなかったかって? それがなかなかできないのが、メタボの怖いところなんです。そして、グレーゾーンだった糖尿病がいよいよ表に出るほどの悪化を招きました。詳細は次回!

LinkIcon(5)ストレス爆食が招いた最悪の結果(09.7.3)

LinkIcon(3)異常なだるさと眠気に注意!(09.4.15)

メタボリックの行き着く先 記事リスト

2009年

(5)ストレス爆食が招いた最悪の結果(09.7.1)
(4)肥満と高血圧が始まりだった(09.5.1)
(3)異常なだるさと眠気に注意!(09.4.15)
(2)メタボリックの始まり(09.3.19)
(1)メタボリックの向こう側へようこそ!(09.3.5)

不規則な生活、深夜の爆食、飲酒に運動不足。好物はジャンクフードと肉! そんな生活を送るマスコミ関係者は少なくありません。5人にひとりがメタボリック症候群の疑いという現代社会ですが、実際に悪化するとどうなるのか。糖尿病から腎不全で透析生活を送ることになった編集者が障害者の目線で語ります。 [blood55(男性編集者、45歳)]

(この記事に関する問い合わせ、感想、激励などは筆者に電子メール blood55@live.jp で)

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