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<トレンド>タイスキ&焼肉鍋の「ムーカタ」、今冬ブレイクか

コラム・アラカルト

08.11.11

 東京・練馬のタイ シーフード料理レストラン、チョークディは、これまで日本であまり紹介されることのなかったタイの鍋料理、タイ式焼肉鍋「ムーカタ」の提供を開始した。ムーカタは、タイの鍋として日本でも知られている「タイスキ」の「煮る」と、焼き肉の「焼く」を合わせ、好みのタレで食べる鍋料理。タイでは大流行している。同店は、ムーカタは日本人の好みにも合い、タイスキ以上に楽しい鍋と判断し、タイからムーカタ専用鍋を取り寄せ、目玉メニューとしてアピール。東京の一般的なタイレストランで本格的にムーカタを提供するのは初めてという。鍋料理と焼き肉が同時に楽しめる新しい感覚の鍋としてこの冬、東京でブレイクしそうな気配だ。

ala081111-1.jpgムーカタの料理例 ムーカタは、タイ語でムー(豚)、カタ(浅い鍋)の意味。ムーカタ用の鍋は、ジンギスカン鍋と似た形状で、中央部がやや盛り上がっている。ジンギスカンと違い、外周の溝の部分の幅が広く、煮るための池の状態。羊肉を使うこともなく、ジンギスカンとは全く異なる料理だ。中央部では豚肉、牛肉に加え、イカやエビなど魚介類も焼く。外周の池の部分には、ダシ汁が入れられ、野菜やキノコなどを煮る。肉や魚介類を煮てもいい。焼いた肉や煮た野菜は、専用のタレにつけて食べる。同店では、タイスキ用に似た甘辛くて濃くのあるものと、酸味がきいたさわやかな辛さの2種類を用意した。

ala081111-2.jpg2~3人前1セット(2980円) 同店は、ムーカタの醍醐味は何より「自由」なこと、と強調する。好きなものを、好きなように食べることができ、作り方のきまりや作法はほとんどない。魚介類は煮ることが常識的だが、軽く煮てから焼いたり、肉も焼くだけでなく、しゃぶしゃぶのように煮て食べてもいい。野菜も同様だ。自由に好きなように自分本位で楽しむ、という従来にない鍋料理として、特に若者に人気だという。同店では、タイスキを注文しようとして来店しながら、ムーカタを知ってムーカタに変更するグループ客も多いという。同店のムーカタは、豚バラ肉、牛肉、鶏肉、海老、イカ、魚団子、キャベツ、青野菜、フクロダケ、春雨、生卵、などで構成。2~3人前1セットで2980円。

 ムーカタのルーツは、日本だと言われている。諸説あるが、かつて日本に来ていたタイ人たちが日本で韓国鍋料理の「プルコギ」を知り、タイに持ち帰って転用したのが最初、との説が有力。ジンギスカンの影響があったともいう。タイでは鍋の周りのスープが入る池の部分の幅を広げて底を深くし、中央の焼く部分の傾斜を緩やかに改良された。決まった食べ方がないことも、両者との大きな違い。自分のスタイルで楽しむタイ料理方式とマッチし、自由な鍋として一気に人気が高まり、普及した。今ではムーカタ専門レストランチェーンから屋台まで、タイではどこでも食べられ、定番の鍋になっている。

 このところ日本でも首都圏を中心にタイレストランが増え、タイ料理がエスニック料理の代表格として定着し始めているものの、ほとんど紹介されなかったムーカタ。東京でも本格的に提供する店は同店以外にほとんどない状態だが、同店の様子を見てメニュー化する店が増えることで、一気に普及する可能性もある。

チョークディ
http://chokdee.jp/

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