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<トレンド>高速1000円と合わせカーシェアリングで節約ドライブ

コラム・アラカルト

09.4.24

カーシェアリング利用者が急拡大し事業者増加

 1台の自動車を複数の会員で共同利用するカーシェアリングの利用者が急増している。大手企業系の事業者もビジネス参入し、競争も激化。こうした状況の中、4月下旬から5月初めにかけての大型連休(ゴールデンウィーク)では、節約しながら賢くレジャーを楽しむ方法として、地方区間の高速道路1000円乗り放題を追い風にカーシェアリングが注目を集めそうだ。

 カーシェアリングは車を所有することなく、必要な時だけ使えることが特長で、経済的。レンタカーと違い、買い物や送り迎えなど短時間の利用が可能。車所有が減少することで排出ガス削減にもつながり、環境に優しいなど、さまざまな点で時代にマッチしたサービスとして注目を集めている。

 公益法人の交通エコロジー・モビリティ財団によると今年1月時点で車を貸し出す車両ステーションは357ヵ所(前年比20%増)、車両台数563台(同10%増)、会員数6396人(同97%増)で、特に利用者は倍増している。

 新規参入する業者も増加。東京で今年に入ってサービス開始した会社だけでKC090424.jpgも、三井物産の子会社、カーシェアリング・ジャパン(1月)、JR東日本の子会社、ジェイアール東日本レンタリース(3月)がある。各業者は車両ステーション拡大や、サービスの差別化に懸命。2002年から事業を手掛ける最大手のオリックス自動車は、5月にかけて都内のJR山手線全29駅に車両ステーションを設置する計画。世田谷、目黒区の徒歩10分圏内に10ヵ所の車両ステーションを展開するコミューカは、中古車を活用することで料金を抑え普及を狙う。

20キロまでの距離料金と初期費用無料の業者も

 コミューカはトヨタ自動車のハイブリッドカー「プリウス」=写真=で15分300円と他社の軽自動車並みの低料金を実現。カーシェアリングは通常ガソリン代不要で時間料金と走行距離に応じた料金が必要だが、コミューカは20キロまで無料。同社は、時間と距離を合わせた料金は業界最安値、と強調している。20キロを超えると1キロ20円。同社はゴールデンウィークの利用促進を図るため、5月31日まで新規入会キャンペーンを実施。入会金の5000円と利用に必要なICカード発行手数料1500円を無料にすると同時に、月額会費2000円を3ヵ月間無料にする。

 今年のゴールデンウィークは暦の関係で連休が取りやすくなっている。主要企業を対象にした厚生労働省の調査によると、連続休暇の平均は5.5日で、前年の5.2日を上回った。地方区間の高速道路料金が、自動料金収受システム(ETC)利用によって土日祝日に上限1000円で乗り放題になる割引導入後初の大型連休。ファミリー層にとっては列車、航空機などと比べ、車を使ったレジャーに割安感がある。

 そのため、今年のゴールデンウィークは、現在車を所有していなかったり、連休中に車の利用が重なったケースなどでは、カーシェアリングが有利。レジャーでは、各社が長時間利用のために設定しているパック料金を活用することになる。コミューカだと12時間8000円、24時間1万円だ。

 カーシェアリングは本来、日常の買い物や送り迎えなど短時間、短距離を中心に使うことが基本だが、連休のレジャーなど長時間利用でもパック料金を利用することでレンタカーと大差ない。日々のちょい乗りにも長距離ドライブにも使えるカーシェアリングの会員は、節約志向、環境配慮の時代の中、今後も増えそうだ。

カーシェアリング・ジャパン
http://www.careco.jp/
ジェイアール東日本レンタリース
http://www.jrerl.co.jp/
オリックス自動車
http://www.orix.co.jp/auto/
コミューカ
http://www.comuca.jp/


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