[暮らし=キャッシュレス生活コト始め](5)まとめ、キャッシュレスをお得に活用しよう

これまで4回をかけて、楽天銀行デビットカード(デビットカード機能付き楽天銀行キャッシュカード)」を使うまでの準備を説明してきました。あとは国の「キャッシュレス・ポイント還元事業」の2%・5%還元対応店で使用するだけです。

還元店では、使えるキャッシュレス方法の一覧などが店頭やレジ横に掲示されていますが、そこに「デビットカード」という項目はありません。もし、あるとすれば、第2回で紹介した「Jデビット」でしょう。

そんなお店で楽天銀行デビットカードが使えるのかと不安になる人もいると思います。でも、たいていのお店ではクレジットカードが使用できるはずです。使えるキャッシュレス方法に「クレジットカード」が含まれていて、「JCB」や「VISA」といった自分が持っているデビットカードに記されているのと同じブランドのロゴがあれば、デビット機能は普通に利用できるのです。

決済の際に「デビットカードで」と言うと店員さんが混乱して店長を呼んだりして無駄な時間をくうことになるので、決済時にはカードを提示しておくと「お支払いはカードですね?」とか「クレジットですね」と、勝手に判断してくれるので、言われるがまま従っていれば、大半はなんの問題もなく終了します。

ここで、せっかくデビットカードを取得したのだから「いえ、クレジットでなくてデビットです」と反論したくなる気持ちが止められない、という人も中にはいるかもしれません。しかし、そもそも時短と手間を省くためのキャッシュレスなので、こらえてください。デビットカードはまだ認知度が低いので仕方ありません。決済時の利用方法はクレジットカードと同じです。

「ポンタポイント」「Tポイント」などポイントカードが使える店では、先にポイントカードを通してからの決済になります。コンビニなどはこのパターンですね。コンビニ各店や一部のスーパーではデビットカード(クレジットカード)を客が自分で端末に差すのが原則です。店員さんが端末の電源をオンにしてから差し込みます。しばらく待つと「認証しました」「カードを抜いてください」などの指示が表示され、決済終了です。あとはレシートを受け取ってください。

デビットカードはレシートの下に明細がプリントされて、税金、還元額などがはっきり分かります

何たらPayや、こんたら払いではスマートフォンだけで決済が完了するメリットを訴えていますが、いちいちアプリを立ち上げてコードを読み込んでもらうという手間がかかります。アプリをたくさんインストールしていてもショートカットアイコンを活用すればいいでしょうが、レジ待ちの列に並んでいるうちに立ち上げておくのは手間です。

しかし、楽天銀行デビットカードなら、コンビニではカードを持って差すだけ。あとは機械のほうで勝手に処理してくれます。難しいことは何ひとつありません。せいぜい財布から出す程度。カード発行をのぞけば、デジタルリテラシーも低めです。ATM(現金自動預払機)が問題なく使用できるのなら、老若男女を問わず簡単に使いこなせるはずです。レシートもきちんともらえるので、税金、還付額なども分かりやすいです。

店で決済してしばらくすると、指定したメールアドレスあてに利用通知メールが送付されて来ます。憶えのない買い物があれば、即座に連絡してカード使用を止められるので安心です。自分は使い始めて半年ほどですが、今のところ、そういう事態は起きていません。

大手コンビニチェーンは、その場で還元分の2%を引いて決済してくれますが、中小規模店では支払いしたキャッシュレスサービスに還元5%分のポイントが戻ってきます。デビットカードの場合、多くは1ヵ月後くらいまでに口座に現金で戻ります。自分に楽天銀行デビットカードを勧めてくれた知人は「5%還元店での使用分がキャッシュで口座に入金されると得した気持ちになる」と言います。

デビットカードは今、多くの銀行が発行しています。特に最近は、楽天銀行を含め、インターネット専業銀行が力を入れています。クレジットカードと比べ、利用額に対して付与される独自のポイント還元率が少ないのが普通ですが、楽天銀行のデビットは、クレジットカード並みの1%の「楽天スーパーポイント」が付き、非常に有利です。

しかし、何たらPayやこんたら払いよりもよく使われているのは、もしかすると「Suica」に代表される交通系電子マネーかもしれません。鉄道・バスでの移動に欠かせない交通系電子マネー普及率はかなり高く、カードだけでなく、スマートフォンにもSuica機能が搭載できます。交通系電子マネーで普段の買い物をしている人も多いでしょう。これであれば、スマートフォンだけで完結できます。ただSuicaは、ポイント還元を受けるための手続きが面倒なことが難点です。

JR各社や私鉄は異なる交通系電子マネーを発行していますが、JR東日本の「Suica」の利用者が圧倒的に多いでしょう。Suicaはアプリも展開しています

日常生活に密着という点では、還元されたポイントで買物ができる「WAON」カードも便利です。近所にイオンがあって日常の買い物をしているという人なら、店内に専用のチャージャーが設置してあるのを見たことがあるでしょう。WAONは電子マネーなので、身の丈にあった現金をチャージして使えます。付与ポイントは基本は200円で1ポイントですが、イオングループでは2倍になる日もあります。

イオンで毎日買物をするならお得な「WAON」

航空会社のマイルをためたいという人向けには、日本航空(JAL)マイレージカードと一体化したWAONがあります。日常の買い物でポイントの代わりに、マイルが付与されます。全日空(ANA)派の人には電子マネー「楽天Edy」です。航空券購入に使えますし、マイル積算は200円で1マイルです。楽天グループらしくさまざまなキャンペーンを展開しているので、うまく乗ってマイルを増やしていきましょう。

現在の国のポイント還元制度は今年の6月までです。その後もまだ、何たらPay、こんたら払いの気前のいいキャンペーンは続くのでしょうか。消耗戦で脱落していく業者、吸収される業者などが出てくるのでしょうか。「PayPay」のZホールディングスが「LINE Pay」を展開するLINEと経営統合することが決まり、さらにスマートフォン決済サービスの草分け的存在の「オリガミ」が「メルペイ」に買収されることが発表されました。

自分は、無駄に煩わしい思いをするよりは、銀行口座直結のデビットカードを使ってポイントを稼いでいたほうが得だと考えます。

マイナポイント公式サイト
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/

政府はポイント還元制度終了後の施策で「マイナンバーカード」の普及を狙った「マイナポイント事業」を打ち出し、現在キャッシュレス決済サービスの事業社を募集中です。ポイントも最低利用額もタイミングも決まっていないのですが、還元率は25%で今年9月のスタートを予定しています。2万円の使用で5000円戻る計算になりますが、最低対象金額が大きくなってしまうと日常的には厳しいでしょう。個人的にマイナンバーカード制度には反対なので、カードは作っていません。

それよりは、とりあえず一通りインストールした何たらPayがプレゼントしてくれた500ポイントでタバコを買って、お得な気分を味わってみました。これこそ、まさにいただきものです。タダで買ったタバコはうまいなあ。買物の詳細がレシートに出てないのが不安だけど。

「PayPay」でこの日の23:59まで限定で最大5%付与だったので、インストール時についてきた500ポイントのボーナスで買物したら22円分付いてきちゃいました

しばらくは意固地に楽天銀行デビットカードにこだわるのでなく、気前よく展開されているキャンペーンでお得にいただけるポイントで買い物するのがいいかもしれません。ちなみに今回はそのPayを使用すると最大5%還元される「ローソン」で購入したので、タバコを買っただけで22円ついてきました。これを原資に、次は肉まんでも買おうかな。当分は、とりあえず、この狂騒に乗って小遣いをチマチマ増やすことにしましょう。 (U)=雑誌・ウェブ編集者、50歳代後半

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