健康志向の高まりを受けて近年、ブランパンが注目されています。小麦の外皮「ふすま」(ブラン)を使用して作られる小麦粉を材料にしたパンですが、通常のパンに比べて糖質を抑えられるうえ、日常的な食事で不足しがちなカルシウムや鉄分、亜鉛などのミネラルや、食物繊維も豊富に含んでいます。血糖値が高く糖質制限が必要な人に加え、ダイエットや健康維持に効果があるとされることから幅広く支持されています。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って外出自粛生活が続き、家庭で自炊をする人が増えて小麦粉が品薄になるなどしましたが、ブランパンは今やラインアップも増え、スーパーやコンビニなどでも気軽に買えるようになりました。しかし家庭で手軽に焼くことができると、やはり安心ですね。

●ブランパンが家庭で手軽に焼ける●

とはいえ、ブランパンは一般の小麦に比べて生地が硬くてこねづらく、膨らみにくいという特性があるため、一般的なホームベーカリー機で焼くのは難しいとされています。しかし、家電メーカーのツインバード工業の「Take bran!ブランパンメーカー」だと、専用のミックス粉を使用するだけで、家庭で簡単においしいブランパンが焼けます。

Take bran!ブランパンメーカーは2017年に初代モデル「PY-5634W」が発売され、2020年に入って2代目となる新型「BM-EF36W」(同機種のカタログギフト向けは「PY-5636W」)が投入されました。サイズなど物理的な仕様が変わっただけでなく、プログラムも改良。初代モデルに比べると、よりふんわりと柔らかく、なめらかな食感に仕上がるようになっています。

写真左=ツインバード工業「Take bran!ブランパンメーカー BM-EF36W」▽写真右=低糖質ブランパンのアレンジメニューを紹介したレシピBOOKも付属

新モデルの本体のサイズは、幅240mm、高さ280mm、奥行き350mmで重さは4.2kg(パンケース、羽根含む)。ホームベーカリーとしては並みの大きさと重量という印象ですが、従来モデルに比べると、幅と奥行きはそれぞれ1cm、2cm大きくなっています。半面、本体上部のふたの部分を薄くしたことで、高さは5cmも抑えられました。重さは800gも軽量化され、設置場所を動かしたり、収納したりする際にも運びやすくなりました。

写真左=新型「BM-EF36W」(左)は初代モデルの「PY-5634W」(右)に比べると、高さが5cmも抑えられ、棚にも収納がしやすくなりました▽写真右=スペック上のサイズは、奥行と幅は1cm大きくなっているはずですが、形状の違いのためか、小さくなったようにも感じます

一方、本体の容積的はほとんど同じであるものの、パンケースの形状が大きく変わりました。初代は縦長でしたが、新型は横長に変更になったことで、より多くの枚数をスライスできるようになっています。ツインバードは、ミックス粉の分量は変わっていないのに焼き上がりのパンのサイズは約1割増しになっている、といい、同じミックス粉の1回分でより多くの分量を食べられるのは経済的にもうれしい限りです。

写真左=ふたを開けてみると、新型(左)は初代(右)よりデッドスペースが少ないのが分かります▽写真右=パンケースの違い。焼き上がりが横長になって分量は1割もアップ

しかも、焼き上がりの状態も改良。初代と比べて耳はより薄く、中はしっとりときめが細かく、ふんわりとなめらかな生地に仕上がります。

ブランパンは、糖質が大幅に抑えられ、栄養素にも富み、健康的である一方で、おいしさに関しては難ありと感じている人も少なくありません。独特な風味やパサパサした食感が苦手といった声も聞かれます。

●ブランパンの味が向上、おいしくなった●

筆者自身も市販のブランパンに対する評価は同じ。初代モデルで焼いたブランパンを試食した際には「確かに価値はあるけれど、糖質制限の必要がなければ続けるのは厳しいかも……」というのが本音でした。

ところが、新モデルで焼いたブランパンは、確かにパンの耳も内側も柔らかくふんわりと滑らかで、その違いに驚きました。小麦を使った通常のパン以上においしい! とまでは言えないものの、素朴な風味で普通に食べやすいパンという感想を持ちました。糖質制限やダイエット目的のために、おいしさには少々目をつぶりながらもブランパンを食べて来た人にしてみれば、家庭で気軽に焼け、市販のブランパン以上においしい”一石二鳥”以上の良品と評価できるのではないでしょうか。

写真左=焼き上がった低糖質食パンは、外の皮はデニッシュ生地のような仕上がり▽写真右=カットしてみると、内側は空気を多く含みスポンジのようにふわふわとしていて、ブランパン特有のパサつき感がなくしっとり

新型モデルで焼いたブランパン約100gに含まれる糖質量は5.6gと少なく、一般の食パンが44.3gであるのに対して、9割近くも削減できます。

●ブランパンには専用のミックス粉が必要●

ただ、留意したいのが、ブランパンを焼くには専用のミックス粉「低糖質ブランパンミックス」が必要なこと。ミックス粉以外にも、スキムミルクや無塩バター、卵、塩、水を用意する必要があります。いずれも一般的に家庭に常備されている物なので容易に賄えますが、製品購入時にお試し用として付属している1回分のミックス粉を使った後は、専用のミックス粉だけは確保しておく必要があります。専用ミックス粉はツインバードの直販サイトや家電量販店、「Amazon」などのネット通販でも入手できます。希望小売価格は1斤分3パック入りで1200円(税別)です。

写真左=専用のブランパン用ミックス粉。1袋で1回分の分量▽写真右=小麦たんぱくの他に、原材料には小麦ふすまやシトラスファイバー、食塩/増粘多糖類が含まれています。100gあたりの糖質はわずか11.1g。食物繊維が29.1gも含まれています

1回あたりのミックス粉は400円。安くはないものの、店舗で購入するブランパンと価格はほとんど変わりません。専用のミックス粉の場合は、計量したり調合したりする必要もなく、手間がほとんどかからず便利です。

写真左=パンケースの中に、スキムミルクや無塩バター、卵、塩、水を入れ、ミックス粉1袋を投入▽写真中=ミックス粉には、1回分のドライイーストも付属。すべての材料を入れた後に投入します▽写真右=操作部には、ブランパン用に独立したボタンがあり、材料をセットした後、設定してスタートキーを押すだけ
運転開始後は、パンケース下の羽根が回転して、生地を捏ね始めます
写真左=こねの後の発酵も自動。ブランパン用に特許取得済みの独自のプログラムが仕込まれています▽写真右焼き上がりまでは2時間40分。ブザーが鳴ったら、ふたを開けてパンケースを取り外し、中身を取り出し、粗熱を取ります

●ブランパン以外の各種メニューも搭載●

ブランパン用のメニュー以外にも全部で18種類のメニューが搭載され、小麦粉を使った通常の食パンはもちろん、全粒粉パンやピザ生地、ごはんを材料にしたごはんパンも焼けます。その他、甘酒、焼きいも、お餅、うどんといったパン焼き以外のメニューもあり、1台で幅広く活用できるでしょう。

こね・発酵・焼き時間を任意で設定できるマニュアルモードもあり、上級者が自由に使いこなしていろいろなパンを作るのにも向いています。具入りのパンを焼く際に投入のタイミングを知らせるブザー機能や、10分単位で設定可能なタイマー機能など、ホームベーカリーとしての標準的な機能を網羅し、通常の食パンを焼く場合には1斤と1.5斤の2サイズを焼き分けられます。

最大の特長はブランパンが焼けるという独自性ですが、通常のホームベーカリーとしてもオーソドックスな機能はすべて押さえ、サイズも極力コンパクトに抑えた製品。で1万6280円(税込み)=ツインバード直販サイトの価格=とコストパフォーマンスが高く、ブランパン目当てでなくても純粋なホームベーカリーとしても十分におススメできます。(E)=家電評論家・生活様式プランナー

付属のレシピBOOKには、ブランパンを使ったアレンジメニューを掲載。献立仕立てのメニューで、素朴で単調な風味で飽きてしまいがちなブランパンを毎日楽しむためのメニューが献立仕立てで紹介されています

ツインバード工業

製品紹介・販売ページ

低糖質ブランパンミックス紹介・販売ページ

Take bran!ブランパンメーカー「BM-EF36W」

低糖質ブランパンミックス

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