デザイン事業のBIRDMANと、CM制作プロダクションの二番工房は、コミュニケーションをテーマにした新しい仏壇「コハコ」=写真=のコンセプトを発表した。故人や仏壇がより身近に感じられる“スマート仏壇”としている。葬儀・埋葬・供養の専門展「第5回エンディング産業展」(8月20~22日・東京ビッグサイト)」で披露する。
現代の家庭は、先祖を大切にしたいと思っても仏壇を置く仏間がなかったり、インテリアに合う仏壇が見付からなかったりするケースが多いことから、デザインと技術が融合した新たな仏壇の形として構想した。故人の名前を呼ぶと遺影が現れ、生前に残したメッセージを受け取れるなど、故人とコミュニケーションできる。
仏壇の前に立つとセンサーで起動し、顔・音声認識で個人を判別。故人の名を呼び掛けると、写真や動画で遺影を表示する。LEDセンサーに触れることでおりんが鳴ってアロマが香り、手を合わせるとモーションセンサーが反応して写真が変化する。メッセージは仏壇の前に立つと再生するほか、指定日時に自動で起動する。
幅・奥行き各200mm、高さ280mm。7.9インチの液晶ディスプレーを搭載し、LEDタッチセンサー、顔・音声・動作のセンサー、スピーカー、アロマタンクを備える。位牌はUSBメモリーとなり、位牌入れに差し込む。USBメモリーに写真や動画などのデータを保存するとともに、指定日時にメッセージが再生されるように設定する。