[ニュースセレクト]珪藻土の機能活用の米びつ用調湿脱臭剤、防虫・脱臭・おいしさ維持
宇部興産グループで建材事業の宇部興産建材は、微細な穴が無数にある吸水・調湿に適した自然素材、珪藻土(けいそうど)の機能を生かした米びつ用調湿脱臭剤「なのらぼ お米の守り神」の販売を12月3日に始めた、と発表した。米びつに入れておくことで防虫、脱臭に加え、米のおいしさを維持するという。繰り返し使える。
米にとって最適な湿度は60%、同水分量は15%とされるが、家庭で年間を通して保つのは難しい。なのらぼ お米の守り神は吸湿と放湿を繰り返してこの環境を保持し続け、米がおいしく食べられる状態を維持する。米びつ内の湿度を調節し、虫を寄せ付ける臭いを吸着・分解。虫の侵入を防止してカビや乾燥からも米を守る。
なのらぼ お米の守り神は、従来の米の防虫商品と違って効果に期限がない。何度でも使えてコストが抑えられる。米の形をしていて縦100mm、横50mm、厚さ9mm。「なのらぼ」はナノテクノロジー・ラボラトリーの略語で、宇部興産建材は古くから建材に利用されてきた珪藻土の機能に注目し、さまざまな商品を開発している。