[健康=メタボの行き着く先](26)離婚交渉の攻防、家を出て1人暮らしへ

妻が切り出した離婚でしたが、離婚は紙切れ1枚に署名すれば終わりというのもではありません。離婚するにあたって、子供の親権は妻に譲ることは決めていましたが、貯金も含めた財産分割、慰謝料、養育費、子供との面会頻度など、そのほかにもたくさんのことを決めていかなければなりません。

家庭裁判所に申し立てて妥当な額を法律にのっとって決めてもらうという手もありましたが、入院明けで仕事が山ほどたまっていて、決められることはさっさと決めてしまいたいというのが本音でした。

●亡くなった仕事仲間も離婚経験者●

この連載の前回(25)で仕事上の知人を2人、糖尿病とも考えられるメタボが原因で亡くしたことに触れましたが、実は2人とも離婚して1人暮らしをしていました。彼らに離婚の理由について尋ねたことはありませんが、メタボを悪化させてしまうというのは、それだけ自分の身体を甘やかし、悪化しても意固地にコントロールすることなく好き放題生きた証でもあります。そんな性格が離婚の一因になっていたかもしれません。

もう1点、2人とも仕事が忙しくなるとそれに熱中してしまい、ほかのことはどうでもいいという部分がありました。ただし、これは2人が1人暮らしになってからの状況なので、仕事以外は酒を飲むくらいしかないという一面もあったかもしれませんが。

もし、これを読んでいて、メタボを気にしているけれど特に何もしていない、そして家庭のことも仕事でそれどころではないので放置気味という男性は、突然離婚を突きつけられることもありえますので、離婚について知っておいてください。相手(妻)にはたっぷり準備する時間がある、ということをお忘れなく。

さて、話を元に戻しましょう。離婚を受け入れたのはいいのですが、仕事もあり、すぐ家を出ていくというわけにもいきませんでした。不動産屋めぐりをして住む家を探さなくてはいけません。

●離婚時の条件は公証役場で書面に●

自宅は3分の2が自分、妻が3分の1の名義で所有していました。家は土地込みでしたから、妻はともかく、子供に財産として残すのが購入を決断した理由だったので、ローンを支払って譲るつもりでした。35年払い、月15万円ほどです。結構な額なので、養育費の代わりにローンを払うことにさせてもらいました。再婚した場合は新しい家庭がローンを支払い、代わりに20歳まで子供の養育費を支払う約束としました。

そして、当座の慰謝料は100万円。これは自分名義の貯金を半分ずつで分与し、足りない学はかんぽで積立金を担保に借りて、なんとか工面しました。こうしたことは、話し合いによる離婚の場合は、口約束ではいけません。また、単に当事者同士で書面に記録するだけも不十分です。公証役場できっちりと公的な書面として残し、双方納得のうえで押印することが大切です。約束は公証役場で書面にしてもらいました。

妻は恐ろしいことに、公証役場用に一方的にドラフトを作成していました。それは、相場的に考えても高すぎで、光熱費までも要求するというタカリに近い内容でした。これはさすがに受け入れられず、公証役場で相談したところ、上記の結論に落ち着いたのです。

妻が一方的に作成した公証役場で作成する書類用のドラフト。養育費は通例の範囲をはるかに逸脱し、自分の金で生活する気がないのが見え見えです。そして、セックスレスに関しては「慰謝料の原因は書く必要ないから」と公証役場でたしなめられました。ちなみに、妻は主張期間より前に鬱(うつ)で通院していました。言いがかりです。

そのドラフトに妻は慰謝料の相場をコピーして添付し、自分の言い分を書き込んでいました。これは、自分が入院明けに突きつけられたものです。このもののいいよう。脅しとも取れる一方的な言い分です。

これに関しても公証役場では的確なアドバイスをして、双方納得のうえで文面にまとめてくれます。本当に助かりました。家庭裁判所でなくとも、公証役場で公的書面を作るときに、担当者は実情に応じて双方が納得する線を示してくれるので、かなり役立ちます。

ちなみに、公証役場に出向くと、一族総出で老人の遺言書の相談をしている組が必ずいました。公証役場は遺言作成で知られていますが、離婚時の取り決めにも役立つことを憶えておくといいでしょう。

退院後に突きつけられた相場資料を妻は公証役場にも提出しました。最近見付かったので掲載します

とはいえ、最近では離婚裁判や調停で決まった養育費を支払わない親も多いといいます。相手が悪くても、子供に対しては責任を果たしてほしいと思います。養育費は新たな家庭生活を脅かさない範囲と定められているのですから。また、公証役場で決めたことでも、その後の状況で話し合って金額を変更できることを盛り込んでおけば、事情に合わせて変えることもできます。

結婚後に購入した家具については、家に残していくことにしました。新しい住居は決まっていませんでしたが、現在より狭くなることは間違いなく、1人暮らしとなれば冷蔵庫などは大きすぎます。なので、家具は心機一転の意味もあって、引っ越し先が決まってから買い直しです。

仕事が一段落つくまでは、不動産屋にも行けません。自分の部屋は1階の玄関のすぐ横にあり、ほぼそこにこもり続け、寝る時はすでに妻子が爆睡中の寝室でという、以前と同じような感じのままですが、夫婦は口をきかないという不自然な同居生活が続きました。

1人暮らしの新居は、荷物がほとんどダンボール梱包の者なので、車で自分で何度も通える近所にしようとうっすら思っていました。子供がこの家にいる限りは、その成長を見守りたかったからです。そんな中、妻が突然切り出しました。

●早速、結婚サイトに会員登録する妻●

「結婚サイトに会員登録を申し込んだんだけど、離婚者の場合は元夫が別の住所に住んでいる証明(住民票など)が必要だから、今月中に出ていって」

早くも再婚相手探しか。お盛んですな。というか、今月中!? こっちの都合も考えろよ。

離婚届は公証役場の書面ができ上がってからと考えていたのですが、住民票上で除籍になっていないといけないので、慌てて離婚届を提出しに行く始末。その結果が冒頭の写真です。というか、お前が行けよ!

というわけで4、5月の大型連休直前、仕事で悪夢の進行が続く中、不動産屋に飛び込む羽目になりました。いったいこの女はどれだけ自分のわがままを実現するために人を振り回せば気が済むのでしょうか。というより、人の気持ちなど考えたこともないに違いない。本当に、こいつだけは死んでも許さない、という思いがますます強まりました。(U)=雑誌・ウェブ編集者、50歳代後半

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