[健康=メタボの行き着く先](27)1人暮らしと会社設立で糖尿病悪化

妻が結婚サイトに会員登録を申し込み、離婚者が登録するには元夫と別の住居に居住していることが分かる公的書類が必要、という理由で4月下旬から~5月初めに掛けての大型連休の直前、妻に退去を求められました。2005年のことです。

不動産屋で探したのは月額8万円以内で風呂・トイレ付き、最低2部屋あって収納が多い物件でした。というのも、書籍やCDが荷物のほとんどを占め、結婚前の同居時に多くを処分はしたものの、現在進行系で増え続けているからです。まして、これからは1人暮らしで文句を言われることもないので、増え方に勢いがつくことが容易に想像できます。

物件は結構あっけなく決まりました。2DKで食事専用のDKと、さらに2部屋あるので、仕事部屋と寝室に割り振れます。部屋も広めで、本棚を置いてもまだ余裕があります。しかも不動産屋は、大型連休前に契約してくれれば家賃を5000円安くする、と言います。実際に見て気に入ったので即決でした。

それまでの自宅からは徒歩10分、車で5分なので引っ越しも楽です。近くにスーパーとコンビニもあり、さらに子供が通う保育園が外遊びに使う公園もすぐ。運が良ければ、遊んでいる子供を見ることもできるので文句なしの物件です。こうして、1人暮らしが始まりましたが、実は離婚届を出す前に急いでやったことがあります。それは、クレジットカードをできるだけ申し込んでしまうということでした。

実は自分はおカネにだらしない部分があり、たいしてぜいたくも賭け事もしないのですが、本とCDは無制限に買ってしまうのです。そのせいで、結婚前に500万円ほどの借金を任意整理していました。妻は基本的に現金決済主義だったので、結婚生活では基本的にクレジットカードは使用していませんでした。

とはいえ、仕事で携帯電話やインターネット関連の記事を書く機会が多かったので、クレジットカードが必要になることもあり、みずほ銀行のカードにだけクレジット機能を付けていました。このキャッシングで引っ越し関連費用を捻出しています。さらにこの先を考えると、クレジットカードに頼ることが多くなりそうだったので、審査が有利になりそうな持ち家があるうちに! とあちこちで申込みました。

任意整理をするといわゆるブラックリストに載ってしまうのですが、全額返金して自分の名前がリストから抹消されていることは自宅購入前に確認しています。そうでなければローンが組めません。

こうして3枚のクレジットカードを入手しました。そして、新たな自分の城をゼロから築こうと、机も新調し、本棚も以前から憧れていた巨大なものを2つ、そしてテレビも大型をカードで購入しました。たちまち充実していく新居。これはこれで楽しいものです。

●好きな物を好きなだけ食べられる1人暮らし●

さて、しかし1人暮らしはメタボで糖尿病・高血圧をこじらせている自分にとっては、誘惑との戦いです。もう誰の目もありませんから、朝から晩まで、何なら真夜中でも好きな時間に好きな物を好きなだけ食べられます。

1人暮らしが落ち着いたころの食生活は、朝好きな時間に起きて徒歩3分のコンビニで菓子パン3個を購入して朝食。昼食は最寄り駅に近い喫茶店でショウガ焼き定食。夜は近くて便利なトンカツ屋か弁当屋、というありさまです。

当然、血糖値はぐんぐん上昇していきます。身体のだるさも尋常ではありません。離婚する前の入院前には、掛かり付けの医師に母親を呼ばれ(妻が来ることはこちらから拒否しました)、現在の状況と生活改善の必要性を改めて説明されたのですが、血糖のコントロールが悪い、とはっきり書かれています。それが冒頭の写真です。ついでに、このころの血液検査の結果も出てきたので公開します。

血液検査票。丸がついている部分は、医師が「値が異常!」とチェックした箇所。読者の中で検査結果がこれに近い数値だったり上回っていたりした人は、即入院です

●血糖値は正常値の4倍超え、HbA1Cも2倍以上●

TG(中性脂肪)の値が異常、BUN(尿素窒素)やクレアチニンが高いのは、腎臓に影響が出ているということです。痛みなど自覚症状は特にないので気にはしていませんでした。血糖値は420mg/dLと正常値の4倍を超え、直近1、2ヵ月の血糖値コントロールが分かるHbA1Cの値も、正常範囲の2倍を上回る13.1%でした。

母親とは同居していないし、もともと折り合いが悪いうえに、空気が読めないというか、当時は適切な言葉がなかった自閉症スペクトラムと、注意欠如・多動症(ADHD)気味で、医師に言われても特に何かをするわけではありません。はっきり言うと、親に話せば何とかなると思う医者が甘いのです。

母はいまだに糖尿病について調べるでもなく、自らも糖尿気味なのに食生活もセーブしていません。何でも自分ばかりなのは母も妻と同じでした。息子であっても糖尿病と宣告されても他人事なのです。

そんな状況ですが、雑誌の編集を一括受注し、数人のライターに原稿料を分配するパターンの仕事が多くなっていたので、個人事業者からの法人成りという形で会社を設立しました。2005年6月のことです。この準備も大変でしたが、人と会う機会も増え、外食の機会も増えます。

そして、法人になったことが奏功し、大きな仕事も舞い込みました。九州の大型ホテルのウェブサイトの全面リニューアルを請け負うことになりました。とてもうれしかったのですが、これが糖尿病をさらに悪化させていくことになります。日帰りで週に1回、多い時は3回、飛行機に乗って東京と九州を往復する生活が始まりました。(U)=雑誌・ウェブ編集者、50歳代後半

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