[ニュースセレクト]アサヒビールが食べられるコップ「もぐカップ」開発、テストを実施
アサヒビールは、食べられるコップ「もぐカップ」=写真上=を開発した、と発表した。使い捨てプラスチック容器の環境に与える影響が問題視される中、もぐカップを通して“使い捨て”ではなく“使い食べ”容器といった新たな飲食スタイルを提案する。東京都内の会員型コワーキングスペースや飲食店で11月16日からテストを実施する。
アイスコーンや食べられる容器を製造・販売する丸繁製菓(愛知県碧南市)と共同開発した。原料は国産のジャガイモでんぷんで、原料を高温高圧で焼き固めることで耐水性を高めた。中に入れた液体が漏れにくいという。容器自体にそれぞれプレーン、えびせん、チョコレートの味があり、飲み物や食べ物との組み合わせが楽しめる。
50mLのS、100mLのM、200mLのLの3つのサイズを用意し、用途に応じて幅広く展開する。コワーキングスペースのテストでは、施設利用者にさまざまなドリンクを試してもらい、使用感や耐水性を検証する。飲食店では、カップまで食べられるパフェ=写真下=などのメニューを提供して強度や使いやすさを調べ、今後の取り組みの参考にする。