外食サービスの宮下企画は、昆虫を食料として推奨し、東京都内で運営する居酒屋「米とサーカス」=写真=の2店舗で5種類の昆虫が楽しめるメニュー「虫コース」と、オオスズメバチを使う酒飲料「スズメバチハニーレモンサワー」を新たに始める、と発表した、6月4日の「虫の日」に合わせて昆虫食の魅力をアピールする。
昆虫は栄養価が高く環境負荷が抑えられるため、世界的な人口増加による食糧難の切り札として注目されている。高たんぱく質なうえ必須アミノ酸や鉄分が豊富で、100gあたりのたんぱく質、ビタミン、ミネラル含有量は肉や魚より多いという。さらに牛肉1kgの生産に8kgの飼料が必要なのに対して昆虫は2kgですむ。
高田馬場本店(新宿区高田馬場)と錦糸町ダービー通り店(墨田区江東橋)で提供。5種の虫はタガメ、イナゴ、ハチノコ、ゲンゴロウ、オケラ。コオロギなどの追加虫も用意した。熊や鹿が素材の料理もコースに含まれる。オオスズメバチの蜂蜜レモンサワーは焼酎ベースのスズメバチ酒にレモンを入れてソーダを注ぐ。