世界17都市でシェアサイクル事業を行うドイツWind Mobilityの日本法人、Wind Mobility Japanは、埼玉高速鉄道の浦和美園駅(さいたま市緑区)周辺で実施しているシェア電動キックボードサービス「WIND」の実証実験のエリアを拡大し、乗降専用の駐輪ポート=写真=を3ヵ所に増やす、と発表した。利便性を高めることで普及につなげる。
WINDは、シェア電動キックボードの国内初のサービス。同駅周辺の公道で社会実装に向けた国内最初の実証実験を3月29日に始めた。同駅の構内にポートを設置し、駅周辺の半径約25kmを運転可能エリアにして10台の電動キックボードを運用してきた。今回、駅に近い埼玉スタジアム前などに6月29日、2ヵ所のポートを加えることにした。
3ヵ月近く運用し、駅から少し離れた周辺施設への徒歩に代わる交通手段として、350人以上が使用した。事故もなく、これまで味わったことがない 新感覚な乗り心地が好評だという。ポートを増やすことで、一層の利用者増を図る。料金は1分25円。利用には原付1種運転免許とヘルメットが必要になる。ヘルメットはポートで貸し出す。