[暮らし=家電]新ジャンルのトースターと京都の人気喫茶店のコラボカフェが原宿に開店
“生トースト”が焼ける新ジャンルのトースターとして4月25日に発売されて以来、初回ロットが即完売するなど話題を集める三菱電機の「三菱ブレッドオーブン」。同製品と京都の名物店「喫茶マドラグ」がコラボレーションする期間限定のポップアップカフェ「喫茶マドラグ ブレッドオーブンカフェ Supported by 三菱電機」=写真上=が、東京・原宿のイベントスペース「TABLE Gallery(テーブルギャラリー)」に8月8日開店する。8月20日までとなる。
三菱ブレッドオーブンは、ジャー炊飯器の技術を応用し、独自の密封断熱構造を採用することによってパンの水分と香りを封じ込め、“耳”の部分はふんわりと柔らかく、内側もしっとりとした焼き立てのような状態に焼き上げるトースト専用機。三菱電機が“生トースト”と呼んでいるように、他の製品にはない新感覚のトーストが味わえる。
常温・冷凍の食パンのトーストのほか、フレンチトーストやトッピングトーストも楽しめるモードを用意。軽量コンパクトなサイズと木目調のインテリア性のあるデザインで、食卓の上に彩りも添えてくれる。
オリジナルのトーストメニューの考案でコラボレーションする喫茶マドラグは、2012年に惜しまれつつ閉店した京都の洋食店「コロナ」から受け継いだ厚焼きの玉子サンドイッチで全国的に知られる京都の有名店。ブレッドオーブンカフェで提供されるメニューは店主の・山崎三四郎裕祟さんが考案した。
メニューは、夏らしい涼を感じるスイーツから、朝だけでなく、1品料理としても楽しめるもの、 アルコールともペアリングできるような塩気を含んだ食事系トーストの5種類を用意した。
山崎さんは「『三菱ブレッドオーブン』でトーストした食パンを初めて食べた時、そのおいしさに驚き、この感動・性能を伝えたいと思った。ふんわりとした焼き上がり、いわゆる“生トースト”だからこそできる食べ方やおいしさを最大限に引き出すオリジナルメニューを考案した」と話す。
さらに「三菱ブレッドオーブンでトーストすることにより、厚切り食パンがふんわりと焼き上がるので、普通なら時間がたつと水気を多く含んでしまいがちなレシピも、最後までおいしく食べてもらえる。味だけでなく、目でも楽しんでもらえればと、少しやりすぎたくらいのな仕上がりになった」とコメントしている。
◆体験会で試食、思った以上のボリュームでランチとして十分な満足度◆
オープン前日の7日に報道関係者向けに行われた体験会では、実際のメニューを1人1メニューオーダーして試食。カフェは1ドリンク制でドリンク400円(税込み)、瓶ビール700円(同)、フード600円((同)。ドリンクのみの利用も可能で、1ドリンクにつき、ブレッドオーブンでトーストする素焼きの食パン(ミニサイズ)が提供される。
筆者が試食した「ベーコンとコロナ半熟たまごの生トースト」は、喫茶マドラグの玉子サンドイッチを食パンにアレンジしたトーストで、バタートーストの上に、トロトロの半熟たまごと、カリカリベーコンがトッピング。その上からデミグラスとケチャップのソース、マスタードマヨネーズをかけたオープンサンドだが、どちらかと言うと素朴なマドラグ名物サンドを豪華に楽しめる。
もう1品、スイーツ系のオープンサンド「旬の果物のフレッシュジャム生トースト」を試食した。クリームチーズを塗って焼いたトーストの上に、アイスと、ソテーした旬のフルーツが豪華に盛り付けられ、さらにホイップクリームが添えられている。旬の果物のフレッシュな味わいとアイスの組み合わせの甘さと涼冷感のバランスが抜群だった。
2品いずれも思った以上のボリュームで、ランチタイムの食事としても十分な満足度だった。三菱電機の担当者は「三菱ブレッドオーブンで焼いたトーストの美味しさを多くの人に体験してもらいたいという思いから、採算は度外視で提供している」と話し「原宿でこの料金ででこれだけのものが食べられる店はなかなかないと思う。近くに来た際はぜひ立ち寄ってほしい」とアピールしていた。
このカフェの所在地は、東京都渋谷区神宮前1-15-4東郷ビル1.5F(JR山手線の原宿駅竹下口徒歩3分、東京メトロ千代田線・副都心線の明治神宮前<原宿>駅5番出口徒歩5分)。電話は、03-6434-0556。営業時間は午前11時~午後6時(ラストオーダー同5時半) 。座席数18席。予約はできない。(E)=家電評論家・ライター