電気機器製造・販売の小泉成器(大阪市中央区)は、萬古焼の土鍋と、専用の解凍容器が付属する「土鍋付き電子レンジ」(KRD-182D/K)=写真=を11月に発売した、と発表した。土鍋や、電子レンジに適した専用の解凍容器を使用することで、操作が容易なシンプル機能でありながら、調理の幅を広げられる。「土鍋キー」も搭載する。
土鍋には内ふたと外ふたが付いている。土鍋を利用するための土鍋キーは「飯」「蒸」「煮」「汁」「麺」「菓」の各モードがあり、これら6種類の調理が可能。米を洗って水を入れればご飯が炊ける。カレイの煮付け、ローストビーフ、麻婆豆腐など土鍋を使用する60種類の料理を紹介した「土鍋レシピ」が付属している。
解凍容器は「解凍上手」の名。「解凍」「半解凍」に加えてこの容器用のモードがあり、刺身、ミンチ、薄切り肉、厚切り肉に対応。適度に水分を残し、うまみを生かしたほどよい解凍が可能。レンジ本体は幅416mm、奥行き350mm、高さ320mm。オープン価格だが、家電量販店などで2万8000円(税込み)ほどで販売されている。