[健康=メタボの行き着く先](70)緊急事態宣言下の透析クリニック、同居の息子は発熱!

この連載「メタボの行き着く先」も、気が付けば70回目を迎えました。ちょうど脳梗塞の顛(てん)末が終わってキリもいいし、過去のことではなく、新型コロナウイルスに関連した今のことを書きます。感染拡大に伴う緊急事態宣言が延長されたタイミングで、死者も増えていますしね。

人工透析患者は基礎疾患だらけなので、新型コロナウイルスに感染すると命が危ない、とされています。特に、糖尿病から人工透析に移行した自分のような人間は、要注意です。そんな感染一発アウトの患者が集まる透析クリニックはどういう態勢をとっているのか気になる人も多いと思います。

コロナ騒ぎが始まってまず、クリニックの入口にあるマスク自販機でマスクが売り切れになりました。プッシュ式のアルコールは入口に置かれているだけでなく、ほとんどのスタッフが腰のポケットに入れています。患者はというと、マスクをしていないと立ち入りができません。そして、更衣室で着替えた後に透析室に向かうのですが、入口で体温を「ピッ」と非接触で計測されます。熱があったり異常があったりする場合は、事前に電話で問い合わせが必要です。

自分は一度だけ、透析前日に熱が出たことがあったのですが、その時は電話で指示され、他の患者とは違う入口からガラス窓で隔離された特別透析室に入り、個室状態で透析を受けました。この特別室はコロナの感染が拡大するはるか前、施設が今の場所に移動してきた時に作られました。インフルエンザなど伝染性や、体調が悪化しやすい患者用だと思います。飛まつ対策についても、コロナのだいぶ前からシールドやビニールシートをしていたので、コロナになって大きく変わったことはほとんどありません。

では、患者側は何に気を付けているかというと、他の患者さんとはほとんど話さないので、よく分かりません。ただ、皆、普通にいつも通りやって来て帰って行きます。自分は透析に行く以外はほぼ家の中で仕事をしているので、密ポイントは、透析クリニックと、その帰りに寄るコンビニくらいです。透析患者は皆、透析が終わるとせき込み始めるので、アルコール消毒は入館時でなく、退館時に使っています。

透析の終わりが遅くなった時、スタッフが総出でロビーの椅子からロッカー、自販機までアルコールで拭き上げているのを見ました。大変な仕事は増えているようです。そんなわけで、あとは家庭内感染が心配です。近所の大型スーパー「イオン」に行くと4時間は帰ってこないババア(母親)、そして働いている息子です。この2人がコロナを持ち込むと、自分は感染する可能性があります。とはいえ、それぞれ活動時間が違うので、あまり顔を合わせることはありません。

しかし、息子が2月1日の月曜に家にいたので「どうしたのか」尋ねたところ「38℃の熱が出た。今下がったけど」と言い出しました。季節の変わり目にはリンパが腫れる風邪を引くので、おそらくそれだろうと決めてかかっています。まあ、多分そうだろうと思いたいのですが、息子は若いのでこれでおしまいになる可能性はあります。

しかし、透析患者の自分と高齢の母を抱えるわが家は、息子以外全滅の可能性もあります。そして、息子の会社の対応はというと「PCR検査をして、その結果が出るまで出社しないように」とのことで、クラスター大警戒です。PCR検査のキットは会社にあるとか……。行っちゃまずければ持って来ーい!

息子は、かかりつけ医に「風邪が治った」という診断書を書いてもらって済まそうと、その病院に行ったところ、クラスター発生で持病の薬以外は受け付けていなくて、別の医院は休日。この医院はその代わりに日曜にやっているのですが、もうどうしようもありません。今住んでいるのは田舎で、小さな内科もそうそうないのです。ここまで来たらPCRをやっている病院に電話して行ったほうが早いでしょう。

今のところ、自分には症状は出ていませんし、食べ物の味も分かりますので、様子見です。一応透析クリニックにも息子に熱が出たことは伝えてありますが、隔離はされていません。あとは、クリニックの薬をもらう薬局が、クラスターが発生した病院の向かいで、その病院の患者が客の大半、しかも高齢者ばかりなのがイヤーなところです。

隔離されても透析は必要なので、その時は透析クリニックに行かなければなりません。でもどうやって? 透析施設がある病院に入院させられるのかなあ、という気もしますがどうなるのでしょうか。自宅待機となれば、もう普通に透析クリニックへの通院を続けるだけです。自分で車を運転して1人で通院しているだけなので、実はそれが最も安全かもしれません。

ということで、発症しなければまた原稿は書けると思いますのでお楽しみに。ICU(集中治療室)入りになって死ななければ、もちろん、ネタとして書きます! (U)=雑誌・ウェブ編集者、50歳代後半

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