[ニュースセレクト]伊藤園が茶殻リサイクル活用の「茶殻入り紙製マスクケース」開発

伊藤園は、独自技術「茶殻リサイクルシステム」による「茶殻紙」を使用した「茶殻入り紙製マスクケース」を開発した、と発表した。カテキンをはじめ緑茶成分由来の抗菌・消臭効果があり、茶の香りも感じられる。封筒大手のイムラ封筒、箸袋や紙ナプキンを手掛ける溝端紙工印刷(和歌山県かつらぎ町)との共同開発となる。

新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの着用が日常になる中、マスクの臭い、衛生面、食事の際の保管などが課題になっていることに対応。イムラ封筒の封筒と、溝端紙工印刷の箸袋の袋製造技術を生かし、両社が製品化した。イムラ封筒製は、茶殻を使った情報保護封筒を作る技術を活用。中身が透けないことを特長にする=写真上。

溝端紙工印刷製は和紙のような風合いを表現し、ぬくもりが感じられる素材になっている=写真下。茶殻入り紙製マスクケースはイムラ封筒と溝端紙工印刷が飲食店、ホテル、医療機関などに販売し、消費者は各施設で利用できる。茶殻リサイクルシステムは日本茶飲料「お~いお茶」の製造で排出される茶殻を各種製品に利用する仕組み。

伊藤園

イムラ封筒

溝端紙工印刷

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