大丸松坂屋百貨店は、不要になった衣料品専用の回収ボックス=写真=の常時設置を大幅に拡大する、と6月3日発表した。第1弾で松坂屋名古屋店に1月、大丸京都店に3月に置いたが、6月5日に大丸の心斎橋店、梅田店、神戸店、東京店、札幌店と、松坂屋の上野店、静岡店に設ける。衣料品のリサイクル、リユースを推進する。
大丸松坂屋百貨店は、環境活動を通じて顧客への負担や地球への負荷をオフする持続可能な参加型プロジェクト「エコフ(ECOOFF)」を展開し、2016年から年2回、衣料品を回収する「エコフリサイクルキャンペーン」を実施している。顧客から年2回ではなく回収ボックスの常時設置を求める声があったため、設置を決めた。
リサイクルキャンペーンでは大丸松坂屋百貨店の店舗で利用できる金券「ショッピングサポートチケット」を配布するが、常時設置ボックスでは配らない。回収は衣料品のみで、靴下、ベルト、財布、革小物、手袋、マフラー、ストール、帽子など洋品雑貨や、肌着、水着、ガウン、着物、下着、履物などは対象外となる。