おにぎりの普及を目的にする一般社団法人のおにぎり協会は、コンビニエンスストアで販売されているおにぎりの人気調査を実施し、その結果を発表した。2018年4月~2019年3月の通年商品のランキングでは、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップの大手4チェーンとも、ツナマヨネーズ系がトップだった。
ツナマヨネーズ系は前年度も1位で、おにぎりの定番になっている。ベスト3は、セブン-イレブンが「手巻おにぎり」の「リッチマヨ仕立てツナマヨネーズ」、同「熟成焼きほぐし紅しゃけ」、同「熟成仕立て紀州南高梅」。ファミリーマートは「手巻」の「シーチキンマヨネーズ」、同「焼しゃけ」、同「紅しゃけ」だった。
ローソンは「手巻おにぎり シーチキンマヨネーズ」「悪魔のおにぎり」「新潟コシヒカリおにぎり 焼さけハラミ」、ミニストップは「手巻」の「ツナマヨネーズ」、同「紅しゃけ」、同「日高昆布」となった。この結果から、各社とも、ツナマヨ、鮭、梅、昆布といった定番おにぎりに注力していることが明らかになった。
コンビニ別の特徴では、セブン‐イレブンは引き続き「健康米」を使った商品開発に力を入れ、精米方法やノリの製法を見直している。ファミリーマートは「スーパー大麦」シリーズを中心に健康志向のおにぎり商品を展開し、具材や調理法の改善も進める。ローソンは新顔の「悪魔のおにぎり」=写真=が伸び、今後は「金しゃりおにぎり」シリーズに注力。ミニストップは既存商品の売り上げが向上していた。