[ニュースセレクト]明智光秀にヒントを得た和菓子「下剋上鮎」発売、鮎が鵜を飲み込む
明治41(1908)年創業の老舗和菓子店「玉井屋本舗」(岐阜市)は、2020年放送予定のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公、明智光秀にヒントを得た和菓子「下剋上鮎(アユ)」=写真=を12月13日に発売する、と発表した。同店は鵜(う)飼いが行われる長良川の近くにあり、いつも鵜に捕られるアユが、逆に鵜を飲むデザインにした。
明智光秀は主君の織田信長を「本能寺の変」(1582年)で自害させた戦国武将。アユが、同じ岐阜県出身の光秀に触発されて下克上を図るストーリーのユーモラスな和菓子で、キャッチコピーは「鵜飼の鮎が、謀反を起こす。」。同店の看板商品になっている鵜飼いのアユをモチーフにした和菓子「登り鮎」をベースに開発した。
同店は、スポーツなどの大きな番狂わせの応援、難関校の受験や就職活動の逆転合格祈、ビジネスでのゲンかつぎ、ジョークなどに役立ててもらいたい、としている。黒糖味と抹茶味を用意した。大きいサイズ1個入りが500円(税別)、小型4個入りは1000円(同)。同店、JR岐阜駅構内などの店舗とオンラインショップで扱う。