[健康=メタボの行き着く先](31)心臓の痛みで診療所に行くと救急車を呼ばれ

多忙すぎて食事の時間も量もメチャクチャ、血糖値も血圧もコントロールがままならない状態で2006年を迎えました。

この頃、都心に事務所を借りることとなりました。ある会社のウェブのディレクションを丸受けしたのですが、その仕事のやり取りがメールだけで済む案件ではなく、会議も頻繁にあったからです。毎月の事務所の家賃代は稼ぎ出せる契約だったのと、新たに立ち上げようとしていたPR事業のためにきちんとしたオフィスが必要になり、ウェブディレクションをする会社の紹介で、すぐ近くに小さなオフィスを借りました。

今でこそ、小規模な会社やフリーランスでは、会議室も備えた安価できれいなコワーキングスペースの使用が当たり前になっていますが、この頃は、あくまで1社で1部屋をガッツリ借りる方式で、家賃は6畳ほどの広さで月額13万5000円ほどでした。スタートダッシュのオフィスとしてはなかなか厳しい固定費です。

自宅からオフィスへの通勤は、体があまりにだるかったため、もっぱら車です。都心部で駐車場代が高いのは参りましたが、会議が無駄に長く、夜中にまで及ぶこともあり、むしろ車の方が融通が利いたのです。

この会社は経営側と制作側が割れていて、会議の後は決まって「あの野郎」などと悪口大会の2次会に移り、何の結論も出ない非生産的な会合が延々続くことも珍しくありませんでした。2次会はたいてい真夜中も営業しているファミレスなので、そこで夕飯を食べながらフリードリンクを飲みまくるということになります。

ちなみに、この頃はインスリン注射キットをほとんど持ち歩いていませんでした。帰宅して血糖値を計測してインスリンを打つ、という日々が続いていました。そんなわけで、だるさは日ごとに増していくばかりでした。

●子供の卒園式でけんかを始める元妻、そして入学式●

2006年の春は、子供が保育園を卒園、近くの小学校に入学する時期でした。で、卒園式には自分も出たのですが、元妻が他の親と「邪魔だ」「何言ってんの?」と卒園式だというのにけんかをしていたようなのです。自分は離れた場所にいたので気が付きませんでしたが。

そんなわけで、元妻は激怒したまま懇親会をぶっちぎり、子供の卒園式の思い出を自分でないがしろにしていました。どっちもどっちですが、勝手にやってろ、としかいいようがありません。最後の最後で同級生の両親との関係を完全にぶち壊したわけです。中には小学校で関係が続く子供とその両親もいるというのに。

懇親会の後、どういういきさつでかは忘れたのですが、何人かの親さんと子供を公園で遊ばせながら話すことになりました。そこで「途中で離婚しちゃって」というお父さんがいたりして、意外な事実が分かって打ち解けることができました。離婚はもう珍しくないのだな、ということが分かった“裏懇親会”でした。

そして小学校の入学式。この日も参加していいという許可が元妻から出たので、スーツを着て出席しました。もちろん、息子の写真を撮りまくりです。それと、息子とのツーショット。ぎこちない元妻を入れての3人ショットも撮ってもらいました。その後は1人で自宅に帰ります。なんとも寂しいものです。

この頃、元妻は自分で働き始めていたので、入学後の子供は、放課後に学童保育で時間をつぶして母親の帰りを待っていました。離婚後は保育園でも夜一番最後まで待っていることが多かったので、寂しい思いをさせてしまったなあ、という反省は今でもあります。その分と言ってはなんですが、この年は息子と海や山に泊まりで出掛けまくりました。

さて、そんな中、元妻から「大事な話」があると通告が来ました。何かと思ったら「再婚が決まった」との報告と「ここにはもう住めないので引っ越すから、家を売りたい」という相談でした。住めなくなった理由は、新しい夫にも夜な夜な破壊検査で窓を開けたまま激しい罵倒をしまくり、泣きわめきも入る派手なけんかを繰り広げたせいです。離婚後、引っぱりこんだ男も1人ではないので、子供の学校での立場を考えて引っ越すと言うのです。

子供に都内の土地という財産を残してあげたかったのですが、新しい父ができるのであれば、その人が果たしてくれるでしょう。自分の保険金の受取人は子供に指定してあります。正直、ローンの支払いはかなりの重圧でした。あとはローンの残高を精算できる価格で売れるか、です。

家のローンも精算してお釣りが来ました

その結果、2回広告を打ってもらい、2回めに無事、ローン残高を上回る金額で売却できました。ほっと一息です。まだ築浅だったことも良かったようです。

●事業資金に500万円ローン、体はボロボロで心臓に痛み●

公私ともぐっちゃぐちゃのさなか、新規設立会社への資金援助で500万円を調達してPR事業をサービスインしました。こちらはクライアントさんが普通の企業になるので、“カジュアル上等”で通すフリーライターのようにいきません。またスーツを着ていく日が増えてきました。どうにも気分的に窮屈です。

家のローン負担がなくなり、再婚したことで元妻とは、養育費名目で月8万円の支払いで話がまとまりました(新しい夫がいるのにこの金額は本来あり得ませんが)。その代わりに事業資金の返済が月13万円あり、懐が苦しい事情は変わりありません。

こんな調子であっという間に1年が過ぎていくのですが、今度は血圧200以上が珍しくない状態になってきました。何かあればぶっ倒れてもおかしくありません。仕事はダルさとの戦いで、PRと原稿書きの大車輪。体への負担もですが、精神的にも相当ダメージを受けていました。

そんな中、心臓のあたりがチクチク痛く、その痛みが引かないのでかかりつけの診療所へ行くと大混雑で、3時間も待たされてしまいました。その間も胸の痛みは強くなるばかりで、ベッドで横にさせてもらいました。この頃は、診療所に行くと横になって待つことが多くなっていた記憶があります。

救急車を呼ばれ、ストレッチャーに移されて救急搬送されました

ようやく診てもらうと「これはうちで対処できないから救急車を呼びます!」と、ドクター。そんな状態で3時間も待たさないでくださいよ……トリアージ(患者の重症度に基づいて治療の優先度を決めること)よろしくです。というわけで、救急車で地域の救急医療センターに担ぎ込まれたのでした。(U)=雑誌・ウェブ編集者、50歳代後半

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