[健康=メタボの行き着く先](42)通い人工透析開始! 歩行困難者症状に悩まされる

退院するまでに、人工透析後は自分も楽に歩けるまでに回復していました。以前立てなかったのは体に毒がたまり過ぎていて、その血液が急にろ過されて老廃物や不要な水分などを除去することで体内のバランスがおかしくなる「不均衡症候群」のせいでした。今でも頭痛が残ったりするのですが、これも同じ原因です。脳の回りには脳を保護する脳水がありますから。

とはいえ、自力でクリニックに通うとなると送迎がないので、念のため自動車で向かうことにしました。専用駐車場はないのですが、ビルのすぐ横に有料駐車場があるのでそこに止めます。初日の透析の印象を当時の記録から抜粋しましょう。

◇当時の日記からの引用◇

いよいよ新しいクリニックでの週3回人工透析生活がスタート。ここがなかなか、いいキャラぞろいだ。まず、受付の元美人熟女は完全なイジワルキャラ。気の弱そうな男性スタッフに「なに座ってんの?」と冷淡に言ってのける。客には優しいが内部では相当恐れられているに違いない。一部のマニアにはたまらないだろう。

ここにはもう1人透析専門受付にショートカットの美熟女がいて、この人だけなぜかスリムなパンツスタイル。ちょっと気が利かない。でも根がやはり冷淡そう。このそろい方は何だ? ときめいたのは、生体検査(生検)のナース。ベリーショートでスリムで可愛い! でもたぶん、人妻だ。下町なので言葉遣いが元ヤン風……、ああ。

クリニックのドクターは個性的だが、透析中にパソコンで仕事やってもいいよ、と言うのでここに決めた。とある作家も透析しながら原稿書いていたとかで、それを見ていたそうな。病気の性格上、老人が多いが、仕事をバリバリやってる人が多いということで、透析のとらえ方が違うのに共感した。

ところでこのクリニック、腎・泌尿器専門なのだが、診察で待っている人は結構働き盛りの人が多い。前立腺の異常とか腎臓が弱りつつある人も多いみたい。謎なのは、ここ、包茎の日帰り手術もやってるんだよな……、シャントという透析用のバイパスを造る日帰り手術対応もしてるから、ついでなんだろうか。○○の包茎野郎が診察室のあの中にいると思うとおかしいが、女性スタッフが多い中で、包茎はつらいだろう……。

◇引用ここまで◇

当時の記録を見て驚いたのですが、特に穿刺(せんし)に対する恐怖については触れていません。スムーズにいったのでしょう。当時、夜間透析の患者は夕方6時までに所定のベッドにスタンバイして、順番に穿刺されるのを待ちます。今では考えられませんが、2008年1月の時点では6人程度しか夜間透析患者はいませんでした。その6人を技師長とおばあさん技師が2人で担当していました。

始まりも終わりもだいたい一斉にアラートの音楽が鳴り出すので、透析室は軽くパニック状態です。特に終わり間近の30分ほどは足がつれるひと、血圧が急低下する人がナースコールのブザーを押すので、終了前からバタバタになります。

終わりは穿刺を抜いて自分で血が止まるまで押さえているのですが、止まったと思いきや、止血バンドを巻いているのに歩きだすと血がたらーと流れ出す人もいて、また止まるまでやり直しです。ともあれ終わって外へ出たら、ビルの1階にある中華料理店チェーン「日高屋」で遅い夕飯です。それから車で帰宅しましたが、特にトラブルもなく初日を終えたようです。

●通いの透析開始と同時に都心のオフィスを撤退●

体調があまりに悪く、東京都心のオフィスに通うこともほとんどなくなり、維持も厳しくなっている中で急きょ、入院で人工透析導入となりました。週3回透析があることを考えると、高い家賃と駐車料金を払って都心のオフィスを借りる必要はありません。登記だけできるオフィスに乗り換えてしまえば書類上も、はったり上も有効です。

という訳で、都内のオフィスを退去することにして、そのためのゴミ出しや整理、各種届け出や什器の売り払いに精を出しました。閉口したのは書類のシュレッダー処理です。あまりの枚数にくらくらとめまいがしてしまいました。

都心に借りていたオフィスの退去直前の様子

人工透析をするとヘモグロビンが減ることもあり、貧血気味になるのです。血圧も、急に立つとサーッと血が物理的に下がりやすくなるため、へろへろです、無理がききません。この頃は歩くとキーンと耳鳴りがして、ふわふわという浮遊感に悩まされていました。さらに寝たきりが長かったせいか背筋も伸びず、歩く速度も前より明らかに遅くなっていて、足の筋肉の衰えを感じていました。

とはいえ、人工透析患者は障害者手帳では「歩行困難者」だということを考えると、単に入院のためだけともいえません。オフィス内の備え付け以外の器具や道具のほとんどは近くのオフィス家具屋で中古品を購入していたので、結局そこに激安値段で戻っていきましたとさ。

今ならコワーキングスペース(共同利用型の仕事場)で済んだなあ、と思うと、自分には独立オフィスは早かったのだと思います。ということで、都心の仕事場を撤退、自宅での仕事に戻ったのでした。(U)=雑誌・ウェブ編集者、50歳代後半

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