木製家具製造・木造建築事業のオークヴィレッジ(岐阜県高山市)は、独自の木工技術を活用した「折りたたみ式の木組み家具」を開発した、と発表した。「折りたたみデスク」と「折りたたみスツール」=写真=で、金具を一切使うことなく、木組みの伝統工法で製作。必要な時に出し入れし、別の部屋に移動できることが特長となる。
最小限の部材構造で形が変えられる持ち運び容易な家具。金物構造や金具を全く使わず、可変する木組み構造を無垢(むく)材の家具で実現した。構造部には強度の高いミズナラ材を、木目を楽しむ天板にはクリ材を使用し、年とともに趣が深まる植物性オイルを仕上げに施した。機能的で快適な住まいの空間づくりを提案する。
デスクは幅90cm、奥行45cm、高さ70cm、重さ約9kg。折り畳み時の厚み9cm。耐荷重約50kg。7万5000円(税別)。スツールは各40cm、38cm、48cm、約3kg。座面の高さ42cm、折り畳み時の厚み8cm、耐荷重約100kg。3万5000円(同)。見本市「東京インターナショナル・ギフト・ショー」(2月5~7日・東京ビッグサイト)で展示する。