企画・印刷・出版事業の研恒社(東京都千代田区)は、リングではなく金属クリップを使用したルーズリーフバインダー「SlideNote(スライドノート)」を開発した、と発表した。スライド式の独自機構を搭載。穴があいていない用紙でもフィリングできる=写真。リングのないルーズリーフは初めてという。12月の発売を予定している。
SlideNoteは、デザインコンサルティング事業のkenma(東京都新宿区)との共同事業で企画した。フレームをスライドして用紙をとじる仕組み。穴があいた用紙しか使えない従来のルーズリーフバインダーと違い、メモ、アイデアスケッチ、各種資料などさまざまな書類がファイリング可能で、1冊のノートにまとめて管理できる。
研恒社は、手書きの生産性を高めるためのルーズリーフブランド「PageBase(ページベース)」を新たに立ち上げ、SlideNoteを第1弾として投入する。A4、A5、B5の3つのサイズを用意し、ブルーグレー、ダークグレー、ブラック、ホワイトの4色を展開する。表紙の素材はポリプロピレン。販売に向けて試作品の改良を進める。