三井不動産レジデンシャルと、三井不動産グループのマンション管理会社、三井不動産レジデンシャルサービスは、マンションの空き地に平日夜、手作り料理をすぐに提供するキッチンカーを誘致するプロジェクト「月夜のキッチン」を7月から本格展開する、と発表した。増加する共働き世帯の料理に関する課題を解決する。
三井不動産レジデンシャルの社内調査の結果、共働き世帯では家事の時短ニーズが高く、中でも料理を負担に感じている層が多かった。調理済みの食品を自宅で食べる“中食”への需要の高まりもあり、マンションの空地部分にキッチンカーを誘致して手作り料理を提供することで、住民の家事に対する負担が減らせると考えた。
三井不動産レジデンシャルが供給し、三井不動産レジデンシャルサービスが管理する東京都心部のマンション3物件で試験運用=写真=したところ、共働き世帯だけでなく、単身者や専業主婦など幅広く利用されたことから、本格実施することにした。新築分譲マンションや既存の大規模マンションで行い、住民の暮らしを支援する。