塗料類・インテリア用品のアサヒペンは、床に置くだけのDIY(自らの作業)でフローリングが容易にリフォームできるフロアタイル「JOINT-LOCK(ジョイントロック)」=写真=の販売を始めた、と発表した。原状復帰が可能なため、賃貸物件に適している。施工にかかる費用も、専門業者に依頼するより3割以上抑えられるという。
JOINT-LOCKは特殊なサネ(つなぎ目部分の突起部)形状によって、くぎや接着剤不要で施工できる。木、コンクリート、化学タイル、クッションフロア、フローリング、など屋内の軽歩行の床が対象。畳も畳表とヘリの段差をなくせば使える。キズがつきにくく土足歩行が可能なため、商業施設やオフィスなど幅広く使用可能。
1枚あたりの大きさは幅18.3cm、長さ91.5cm、厚さ4mm。10枚(約1.67m2)=約1畳分=入りが1ケースとなる。色の濃さが違う6種類の柄を用意した。1ケース8300円(税別)。裏面層の発泡ポリエチレンシートが音を和らげる静音タイプ「JOINT-LOCK+plus(ジョイントロックプラス)も投入する。厚さが5mmで1ケース9500円(同)。
凹凸の激しい床面、柔らかい素材のカーペット、常に水のかかる場所などには使用できない。アサヒペンが行ったアンケート調査では、フローリングを張り替えたいと思ったことがある層のうち約6割は未実施で、理由として「費用が高い」「賃貸だから」を挙げた人が多かった。そのためJOINT-LOCKを展開することにした。