[健康=メタボの行き着く先](3)異常なダルさと眠気を感じたら医者へ

不景気で部署の絶対的に少ない人員では絶対的な仕事量に追いつかない。いきおい激務になりがちで、特に20代、30代となれば実務を一手に引き受けるため心身共にダメージを受けがちです。

そんな日常では、身体が疲れるのは当たり前。睡眠もろくに取れず、ストレスから不眠症になることもあるでしょう。そして、どうやってもとれないダルさ、眠さはそんな蓄積からくる疲れのせいに違いない。自分も歳をとったなあ、などと考えがちです。

ところが、この症状、糖尿病の症状でもあるのです。血液中には使われない糖が溢れ、エネルギーに変換されないため力がいまひとつ入りません。なんだか四肢の先端がしびれる、という場合もあります。

異常な眠さも、ひどい場合は眠いを通り越して意識障害でぶっ倒れます。これが糖尿病性昏睡、糖尿病性ケトアシドーシスと呼ばれる症状で、毒素が全身に回って意識がなくなり、ひどい場合はそのまま死に至ります。

つまり、ダルさや異様な眠気をすでに毎日のように感じているならば、今すぐ医者で最低でも血液検査を受けて医師の診断を仰いでください、ということです。すでに手遅れかもしれませんが、きちんと薬を飲むこと、気をつけることで改善することはできるはず。

糖尿病は単に糖があふれるだけでなく、血管や臓器、神経に至るまで全身を合併症で蝕んでいきます。高血圧を伴うことも多いため、初期の段階でも血管はけっこうなダメージを負います。なにせ、自分の場合はさらにタバコや酒でもダメージを与えていました。

しかし、糖尿病と言われなければ、せいぜい頻尿と喉の異様な乾き、そして病的とも言えるダルさと眠さ程度の症状しか現れません。初期では頻尿もそれほどではないので、ダルさ、眠さをバロメーターとしてもいいと思います。

日本人は皆保険の国ですから、こんなときだからこそしっかり使ってください。(U)=雑誌・ウェブ編集者、50歳代後半

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