[健康=メタボの行き着く先](2)メタボリックの始まり

自分は産まれたときからメタボリックだったわけではありません。小学生の頃、肥満児になったものの、学生時代は大柄、程度まで回復。決定的になったのは、社会人になってからでした。学生時代も不摂生で飲み会ばかりしていましたが、決定的ではなかったのです。

社会人になってから、といっても、本格的にメタボリック化したのは激務の出版社編集部に入ってから。それも、すぐにメタボリック化するわけではないのです。

不規則な生活で睡眠時間は適当、通勤1時間前まで眠れないほどの不眠でした。食事も朝はほぼ昼に近い時間に出社がてら菓子パンを3つほど。ついでにペットボトルのジュースも購入、昼は午後3時頃に肉屋のやっているランチに目玉焼きやらコロッケを追加オーダー。もちろん、飯は大盛り(笑)。

しょうが焼きやチキンカツ、鶏の唐揚げランチで腹をふくらませ、そのまま夜9時、遅いときは終電まで仕事です。帰り道のコンビニで買うのは安くて量のある「ビックリチキンカツ弁当」、それに日本そばやカップ麺、そのうえ缶ビールというセット。明らかに高カロリー、糖質も摂りすぎです。

この頃、胃腸の調子が悪かったので会社近くの内科に通っていましたが、そこでは肝臓に脂肪が付き、臓器自体も疲弊する「脂肪肝」と言われていました。加えて、血圧が高め。でも、すぐにどうなる、と言わないので、思い切りスルーしていました。血気盛んな20代、しかも自分は「1999年で世界は終わるんだ」と信じていましたから。無軌道であればあるほどカッコイイと思う時期が、まあ、人間にはあるものですよね?

後から思い起こせば、このときの血液検査結果などは保管しておくべきでした。後に述べますが、障害者年金を申請するのに「原因となった疾病の始めての診察日」が必須なのです。証明する書類が多いにこしたことはありません。

この頃の検査で糖尿病について指摘された覚えがないのですが、もしかすると言われていたのかもしれません。言われていたとしても、完全に他人事でした。

後から悪化して分かるのですが、30代前半、会社勤めの後期は、完全に糖尿病の症状に身体がむしばまれていました。

・異常に全身がだるく、肩やふくらはぎが痛い
・起きているのが苦痛で夕方には寝てしまう
・飲んでも飲んでものどが渇く
・頻繁に小便に行く
・身体のほてり感がある

これらの症状に加えて、頻尿が気になっている方は、この記事を読んだらすぐに医者で糖尿病の検査をしてもらったほうがいいでしょう。脅かすわけではありませんが、グレーゾーンを越えて立派な糖尿病患者になっている可能性が大です。(U)=雑誌・ウェブ編集者、50歳代後半

(1)メタボリックの向こう側へようこそ!

→(3)異常なダルさと眠気を感じたら医者へ

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