[ニュースセレクト]本棚の本をスマートフォンで撮影すると買い取り額を示す新サービス
古本買取・販売のバリューブックス(長野県上田市)は、会員制古本買い取りサイト「VALUE BOOKS」で新サービス「本棚スキャン」=写真=を始めた、と発表した。自宅の本棚に並んでいる本をスマートフォンで撮影すると査定が完了し、買い取り額を表示。事前に価値が分かり、値段が付く本を選んで買い取りサービスが利用できる。
ユーザーに買い取り額を公開することで、公正な取引を実現する。バリューブックスは2018年に、本の裏表紙などに印刷されているバーコードの撮影や、ISBN(国際標準図書番号)、タイトル名から検索して本の価格が調べられるサービス「おためし査定」を導入している。今回、本棚の本を撮影するだけですむようにした。
本棚スキャンの精度はまだ完璧ではなく、漫画や雑誌のようにタイトルが変形されていると弱いという。今後、自社の約150万冊の在庫から表紙、裏表紙、背表紙の画像データを集めて認識精度を高める。さらに、本の価格を調べるだけでなく、バーチャル本棚として自宅の本の管理ツールに活用できるように発展させる考え。