[健康=メタボの行き着く先](20)メディア立ち上げ出社で白内障を発症

家庭内はどうにもストレスがたまる環境と化している中、パソコン関連ムックの“バブル”が終了してしまいました。これまで自分の稼ぎの大部分だっただけに死活問題です。

そんな時、とあるメディアの立ち上げに参加することとなりました。出資者からGOが出て、オフィス内に設立のための準備室が用意されたのです。大きな会社の片隅を借りての勤務で、スーツ着用で出社です。

フリーランスになって長かったので、少しばかり窮屈でしたが、当時(2002年)40歳前の自分にとって年収600万円(交通費・諸費込み)、部長職という待遇は、ローンを抱える身にはありがたいものでした。

朝は9時までに出社、帰りはいつも終電です。となると、勢い食事の全てが外食となります。妻が弁当を作ることはありませんでした。なにしろ、睡眠薬を飲んで寝ているので、朝食を用意するのは自分の役目で、子供を保育園に送ってからの出社です。

妻との関係は悪化していたので、1日中外にいられるのもありがたい話でした。

ところが--自分が家にいないことで妻は、精神状態を悪化させて不安定になってしまいます。大事な会議中にケータイに電話をかけてきて「友達が来てるんだけど、不安で飲んだ薬が効いてきて眠くてしょうがないから、帰ってもらうために夫が急に戻ってくることにしたいから、いますぐ来て」とか「落ち着かないからたくさん薬を飲んだ。帰って来てくれないと子供をどうにかしてしまうかもしれない」などなど……。

幸い、準備室に誘ってくれた知人は家庭事情を知っていたので、急な帰宅に関してフォローしてもらえたのですが、普通ならまともな勤務は無理だったでしょう。

●子供を人質にする言動に怒り●

特に頭に来たのは、子供を人質に取るような言動をしたことで、それも絶対に許せないこととして自分の頭に刻まれました。子供を溺愛しているくせに、そんなことを平気で言えるということは、子供すらも自分のための存在であるということだ、と。

さて、そんなこともあり、会社勤務で自分の食欲はタガが外れてしまいました。昼・夜も外食なのに加えて、外回りや会議、おやつ、と食べまくりました。準備室が大企業の社内から近くに借りたビルの一室に移ると、その1階はコンビニ。当然、1日に何度となく愛用することになります。

会社だと血糖値計測とインスリン注射もしないことが多くなり、体重も短期間に数キロは太ってしまいました。

そんなある日、視野にいつも緑色の斑点が見えるようになります。目をつぶったときに緑の色が見えることはありましたが、目を開けると、たいてい消えます。しかし、それが目を開けても消えないのです。

会社近くの小さな眼科に駆け込むと、「うちでは対応しきれない症例なので、大学病院に紹介状を書きます。どちらか通っているところはありますか」と言われてしまいました。

実は、糖尿病による合併症では「糖尿病網膜症」で失明する場合が少なくありません。高血糖が眼底の毛細血管にも悪影響を与えるのです。最悪、突然失明する場合もあります。

紹介状を持って大学病院に行くと、まず瞳孔を開く目薬を点滴され、効いて来た頃合いを見計らって眼底検査です。これがとてもまぶしいのですが、医師によってしっかりまぶたを開かれているので、逃げようがありません。

●検査の結果は糖尿病性白内障●

検査の結果は「眼底出血が見られますね。糖尿病性の白内障です」というものでした。

「それは、治るんでしょうか」と尋ねると「とりあえず目薬を2本処方しますが、血糖値をきちんとコントロールしないとさらに悪化します。その場合は手術になります。現状では、月に1度の院で様子を見てみましょう」とのことでした。

どう考えても過剰な外食が原因です。目の手術など、怖くて考えるだけでゾッとします。それだけはどうにかして回避したい……。

その日から、大学病院への月イチ通院がはじまりました。唯一の楽しみは、眼科にいる女性看護師さんが美人ぞろいだったことです。とはいえ担当医は男性だったのですが、受付、事前検査は眼福でした。

そして、白内障については妻に内緒にすることにしました。(U)=雑誌・ウェブ編集者、50歳代後半

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