[ニュースセレクト]廃棄食材活用のおやつ展開、フードロス解決へ“アップサイクル”
おやつベンチャーのスナックミー(東京都中央区)は、廃棄されてしまう食材を活用したおやつシリーズを展開する、と発表した。第1弾「Up Granola(アップグラノーラ)」=写真=の販売を2月20日に始めた。食べられるのに捨てられるフードロスの新たな解決策だという。食材をおやつに加工することで“アップサイクル”を実現した。
アップサイクルは創造的再利用とも呼ばれ、リサイクルから一歩進んだ試み。単なる再利用ではなく価値の高い物を生み出すことを意味する。スナックミーは生産者や加工事業者と商品を開発する中、品質に問題がないものの、形や大きさが規格外というだけの理由から廃棄される果物やオーツなど原料が多いことに着目した。
Up Granolaはオーツ麦、カシューナッツ、ドライパイン、柿を使用。欠けたり割れたり、わずかな変色で廃棄処分される食材を組み合わせてシリアル食品のグラノーラにアップサイクルした。135g入り2袋で1400円(税・送料込み)。同社の通販サイトで販売する。同社はおやつのサブスクリプション(定額課金)を手掛けている。