[健康=メタボの行き着く先](59)人工透析患者は年中、検査だらけ、大腸ポリープ発見

人工透析クリニックではやたらと検査があります。月1回、必ず心電図を測ります。そして月2回、血液検査と心臓・肺のレントゲン撮影。これは体調管理に欠かせない検査です。透析をするようになると、不純物や水分が抜けなくなるので、心臓に負担がかかるのです。血管が硬化したりする場合も多いので、心電図とレントゲンは欠かせません。

とはいえ、心臓は毎回何か異常があるわけではありません。ただ、不整脈やおかしな脈があるとドクターがさらに24時間心電図(ホルター装着)を指示します。これで1日のうち、どのくらい動いているのか、睡眠中に心臓が止まっていないかを見ることも可能です。

ちなみに自分はほぼ外に出ず、起きたらすぐ机、それから夜までずっと固定状態で、夜に透析かコンビニというライフスタイルなので「最高血圧がこれだと運動不足だね」と言われました。だってしょうがねえじゃん。

通常、24時間心電図は年1回なのですが、先日1日6000回の不整脈が計測されたので、またすぐに再装着することになりました。特に何も言われなかったので、様子見なのかもしれませんが、結果くらい回診の時に言えよな!

レントゲンは主に、心胸比といって心臓の大きさの割合を見ます。でかすぎるのは、心臓が水で膨れている証拠であまりいい状態とは言えません。だいたい小言をもらいます。だからといってすぐ死ぬわけでもないので、心胸比が70%を超えてなければ、たいていスルーします。

そのくらいになってくると肺に白い影も出そうな気がしないでもないですが。せきがやたら止まらないメタボの人で、医者にかかっていない場合、肺に水がたまり始めている可能性があります。血液検査と心電図、胸部レントゲンもしくはMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受けてチェックしてもらったほうがいいでしょう。

まだ小便が出てるからそんな気にせんわ、とか言っていない方がいいですよ。自分の隣のベッドに入った“新人”さんは、小便が出るのに一向に体重が落ちず、水分も引ききれず、せきばかりしています。もうインフルエンザの季節なので、とてもうっとうしいです。自分にとっては一番のリスクになっています。

そういうケースがあるので、医者にかかっていない人は費用を惜しまず、診てもらうことです。まだ引き返せるかもしれません。もしくはいきなり障害一級で医療費が無料になるかも。最近は月1回300円取られるようになりましたけど。

透析導入で済めばいいですが、多臓器不全の一歩手前だとほかに手足の壊死(えし)に発展することもありますから要注意です。末端神経が逝っていれば、ケガに気づかず、壊死する場合もあるのです。これを避けるため、クリニックでは月1回、看護師さんが足の裏、指などの感覚や脈を手で触れてチェックするフットケアという検査もあります。機械で測る足の動脈検査、骨密度検査もあって、その大半は透析の前に済ませてしまいます。

さらに、誕生月をめどに年1回、胃カメラ、MRI、脳スキャン、心臓と内蔵のエコー検査があります。これは系列のクリニックをぐるぐる回るので、1カ月以上かかります。こちらの予定と先方の空きがなかなか一致しないのです。

胃カメラは新しいクリニックに来て初めてやったのですが「もう二度とやるか!」と心に誓いました。2年目は「拒否します。ガンで死んでもいいです。あのドクターで同じ機材であれば、二度とごめんです」と断りました。それに対して看護師長が圧迫面接気味に説得してくるですが、とにかく嫌なものは嫌、と断ると、「では自己責任で胃カメラを断ったという文書にサインして」と来ました。遺族からの告訴に備えての回避手段でしょう。なんでもこのクリニックではスタッフも胃カメラをやるらしいのですが……。

自分は「ただし、ほかの医療機関での胃カメラについてはこの通りでない」と書き添えることは忘れませんでした。ところが、そんな検査漬けの中で、大腸ポリープの疑いが発覚しました。何に引っ掛かったのかは分かりませんが、これは大腸内視鏡を入れて、あればついでに切除しましょうということに。えっ!? アナルから入れるんですか! ひい。

これは系列クリニックで対応していなかったので、家のすぐ近くでうれし恥ずかし初体験となります。胃カメラを拒否したのに大腸内視鏡はいいのか、と思う人もいるでしょう。まず、オエッとこないこと、後ろから入れられる体験への興味から承諾したのでした。(U)=雑誌・ウェブ編集者、50歳代後半

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