[健康=メタボの行き着く先](66)脳梗塞の詰まり箇所を特定、右手と右足に障害が

まずは本題へ行く前に、明けましておめでとうございます。2020年から2021年へも無事に年を越してしまいました。人工透析は、12月30日と1月1日は年末年始シフトでいつもより早い時間からでした。

新型コロナウイルス最前線の医療従事者は尊敬に値しますし、自らの不摂生から透析になった自分のような2型糖尿病のクソ自堕落なダメ人間を年末年始にケアしてくれるスタッフの皆さんにも感謝です。彼ら、彼女らに楽になってもらうために一刻も早く死にたいです。今年も即死を目指して行こうと思います。

さて、本題です。整骨医に指摘されて駆け込んだ病院で速攻ICU(集中治療室)入りした自分ですが、脳梗塞の場合、あまり動いてはいけないので、とりあえずじっと寝て血栓で詰まった部分を溶かす溶血剤の点滴を受けるのみです。脳をMRI(磁気共鳴画像装置)でスキャンした結果、その処置で十分ということでした。

自分は意識もあり、言葉も話せますし、記憶の喪失も特にありません。右手と右足の動きが少し悪く、特に右足を引きずる感じです。つまり、血管が詰まって壊死した脳の部分も少ないというか、まだ運の良い部分が詰まったというレベルでした。スキャン画像で白い点のある部分が壊死しています。この箇所はその後の検査でもそのままですが、新たな白点は認められていません。

壊死部分が広大だったり脳内で大出血したりすると、くも膜下出血や脳卒中に分類され、体に大きなダメージをもたらします。時には意識障害で寝たきり、失語症になったり、半身不随など、かなり大変なことになるのは確かです。脳梗塞も分類としては脳卒中の一種とされています。

東京・笹塚の甲州街道(国道20号)で今年1月4日夜、横断歩道を渡っていた歩行者6人を意識不明ではねて死傷させたタクシー運転手は、くも膜下出血が疑われています。これは脳の中の動脈瘤(りゅう)が破裂し、脳を包む膜の中で大流血を起こす症状です。心臓で起きると動脈瘤の破裂で死を招くこともあります。脳の場合の死亡率は50%だそうです。

心臓付近での動脈瘤については経験済みですので、この連載の第31~33回をお読みください。要は、血管の詰まりが脳にできるか、心臓にできるかの違いのロシアンルーレットです。一時的に血管が詰まる一過性脳虚血発作というのがありますが、これは後遺症が残ることはほぼないそうです。

ICUでは血栓溶解剤を点滴されていましたが、この治療法は発症後4~6時間以内が有効とされています。薬は多種類あって、それ以上の時間でも有効な物があります。しかし、自分の場合は病院に来るまで2週間も右足を引きずっています。症状が劇的に進行したのが今日なら有効でしょうが、そうでない場合でも効果があるのか、今となっては分かりません。ICUでは、血栓を溶かす薬としか言われていませんし、事前の知識もほとんどありませんでした。

脳の状況によっては血管内カテーテル手術で直接詰まった箇所に溶解剤を注入することもできるようです。自分の場合は、透析時に血が固まらないようにヘパリン(抗凝固薬の1つ)を投与されているので、手術や大怪我で大出血すると血が止まりにくくなっています。そのため、抜歯でも一応医師の許可が必要になります。

その理屈でいくと、脳に血栓もできなさそうですが、脳梗塞を招く危険因子を見てみると高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、慢性腎臓病、喫煙、大量飲酒、塩分と脂肪の取り過ぎ、運動不足、睡眠時無呼吸症候群などで、大概が当てはまっていました。起こるべくして起きた病気といえるでしょう。つまり、クリニック院長の予言はこれを見越したものだったわけです。

透析患者は動脈硬化が起きやすく、傷付いた血管に血がまとわりつき、それがどんどん盛り上がって、血管をふさいでしまうのです。高脂血症であれば血液はドロドロなので、よけいに詰まる元が多いと言えるでしょう。別の箇所でできた血栓が脳に飛んで詰まることもあります。大抵の場合は心臓内でできた血栓が脳に向かう大動脈から飛んで詰まります。心房細動という、心臓の収縮が不規則な人に起きやすい現象です。

自分も心房細動か分かりませんが、最近不規則な心臓の動きが心電図で見られるようになってきました。この心臓でできる血栓は大きい場合が多いそうなので、年に1回は心電図を撮ってもらった方がいいでしょう。特に60歳を超えると発症しやすいのでご注意を。

また、血液は水分を取らないことでもドロドロになります。透析患者は小便が出ないので、水分がそのまま体内に残りがちです。なので水分控えめを言われるのですが、これに関して自分はあまり守っていませんでした。今は「食い物より水分!」で乗り切っています。

さて、そんな訳で、3日間ほどでICUから一般病棟へ移されました。血栓溶解薬の点滴はまだ続いていましたが、併せて血液をサラサラにする錠剤も飲むことになりました。トイレへは自力で行けるなら自由に、と。これはリハビリを兼ねていました。症状が進行していないことをひとまず確認すると、いよいよリハビリが始まりました。(U)=雑誌・ウェブ編集者、50歳代後半

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