[ニュースセレクト]書類が見える「紙製クリアーホルダー」開発・発売、書き込みも可能
文具・事務用品大手のプラスは、書類が見える「紙製クリアーホルダー」=写真=を開発した、と発表した。12月19日に発売する。従来のプラスチック製クリアーホルダー並みの透明性や耐水性・厚みといった基本性能を維持しながら、プラスチックの使用量を70%削減した。直接書き込みできるといった紙ならではの利点も併せ持つ。
プラスチックの削減や代替品開発への関心の高まりを受けた。ファイル類はプラスチック製が多く、取り組みの1つとして、プラスチック製の使い勝手を最大限に再現した紙製クリアーホルダーを作った。プラスチック製クリアーホルダー100枚換算で約800gの樹脂量が削減できる。燃えるごみで廃棄可能なことも特長になる。
紙でプラスチック製の性能を実現するための試作を繰り返し、特殊な溶剤を浸して含ませる製法を確立した。透ける素材で中身が分かるうえ、適度な厚みと耐水性・耐油性で書類をよれや汚れから守る。書き込みは鉛筆や油性ペンで可能。一部は樹脂製。A4サイズでブルー、イエロー、ピンクの3色を用意した。1枚120円(税別)。