リラクゼーションスタジオ「Re.Ra.Ku」の運営など健康管理支援事業のメディロム(東京都港区)は、ウエアラブルトラッカー(身に着ける活動量計)市場に参入する、と発表した。世界で初めてという生涯充電不要の装置「MOTHER」＝写真＝を米国シリコンバレーのスタートアップ企業と共同開発した。今夏の販売開始を予定している。

活動量計の継続利用の課題とされている体から取り外して充電しなければならない問題を解決する。身に着けたユーザーの体温を動力源にする温度差発電技術を使うことで、24時間365日止まることなく活動量、睡眠、消費カロリーの測定を可能にした。高度な熱電発電器が体温を電気に変換する。太陽光発電機能も備える。

消費したカロリーは熱に変換されることから、消費カロリーも熱から正確に計測する。睡眠の質を計測している時も体温で発電するため、翌朝の充電が不要。歩数は1日を通して自動で記録する。心拍計機能もある。MOTHERに対応するソフト開発に必要なキット(SDK)を開放し、さまざまな事業者のデータ取得を容易にする。

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