コミュニケーションアプリ「LINE」を展開するLINEは、子会社でモバイル決済サービス「LINE Pay」を運営するLINE Pay、福岡市拠点の子会社、LINE Fukuokaと、粗大ごみの処理手数料をLINE Payで支払う機能の実証実験を同市中央区で7月1日に始める、と発表した。収集の申し込みから手数料の支払いまでLINEで完結する。
全国で初めての仕組みという。2018年9月から実証実験したLINEのアカウントによるサービス「福岡市粗大ごみ受付」に、処理手数料をLINE Payで払うことができる機能を加える。コンビニなどで粗大ごみ処理券を購入する必要がなくなる。まず同市中央区で実験として開始し、結果を踏まえて同市全域への対応を検討する。
粗大ごみ受付の実証実験は4月に終了し、ユーザー満足度98%、LINEでの受け付け割合15%、継続利用が安定している、などの成果を確認。5月に本格導入した。6月現在の登録者は3万3000人を超える。手数料の支払いまでLINEでできるとさらに便利になる、との意見が多かったことから今回、実証実験を始めることにした。